国宝『鶉図』
作者と伝わる李安忠(りあんちゅう)は花鳥画を得意とした南宋の宮廷画家で、「鶉と言えば李安忠」という程の鶉の名手だが、詳しい伝承は不明。 やや上からの目線で実のついた枸杞などと一緒に鶉が描かれている。 足利義教の所蔵品を示す「雑華室印」が押されており「東山御物」に数えられる。
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根津美術館のWebサイト「コレクション」で画像を見られます。
この国宝を観るには
根津美術館の企画展に出品されることがあるが、他の国宝『杜若図屏風』などより公開が少なく、数年に1度ほど。
公開履歴
2024/11/2~12/8 根津美術館「百草蒔絵薬箪笥と飯塚桃葉」
2022/11/3~12/4 根津美術館「将軍家の襖絵」
2022/9/16~9/30 山口県立美術館「雪舟と狩野派」
2020/12/1~12/20 根津美術館「根津美術館の国宝・重要文化財」
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-88
出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
【指定番号】00085-0
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色鶉図
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくうずらず
【員数】1幅
【国】中国
【時代・年】元時代
【ト書】「雑華室印」の印がある
【所有者】根津美術館
【国宝指定日】1953.11.14