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情報|東京国立博物館「琉球」2022/5/3~6/26

情報-博物館・美術館

沖縄復帰50年記念特別展「琉球」

今年は沖縄の復帰から50周年ということで、朝の連ドラ「ちむどんどん」で盛り上がっているところに、東京国立博物館の特別展「琉球」が始まります。 15世紀に全土が統一されて誕生した琉球王国は、日本や東アジアだけでなく、東南アジアまで広く貿易をしていたようです。 

第1章 万国津梁 アジアの架け橋
第2章 王権の誇り 外交と文化
第3章 琉球列島の先史文化
第4章 しまの人びとと祈り
第5章 未来へ

歴史を追うような構成になっていて、アジア各国との交流や貿易に始まり、琉球国王の豪華な衣装や調度と外交、海の恵みに支えられた先史時代に、女性が祭祀を行う独特の祈りの文化、そして現代に伝えられる文化や工芸で精巧な複製が紹介されるという構成になっています。

サンリオキャラクターとのコラボグッズや、刀剣乱舞に実装された刀剣3口の公開を記念したパネル設置やグッズ発売、上野~御徒町のショッピングモールなどをめぐるスタンプラリーなど、楽しい企画もあるようです。

東京国立博物館「琉球」チラシ

この展覧会で観られる国宝

国宝や重要文化財などは「件」という単位で文化財に指定されます。 初期に指定された建造物などは、1つの建物が部分ごとに国宝として指定され、複数の国宝で1つの建物を構成するようなケースや、反対に複数の資料や美術工芸品がまとめて1件の文化財として指定されるケースもあります。 この展覧会で公開される国宝は件数でいうと2件ですが、琉球王家の資料や工芸品1251点で構成される『琉球国王尚家関係資料』と、1万5千を超える資料で1件の国宝の『島津家文書』なので、国宝の“点”数で考えると、ものすごくたくさんの国宝が公開されます。

琉球国王尚家関係資料[那覇市歴史博物館]

那覇市歴史博物館で、1ヶ月ほどの展示替えでいつも衣装や工芸品が公開されていますが、公開期間の限られる刀剣3口や国王の冠「玉冠」など、人気の高い品が2週間~前後期の展示替えで公開されるのは、特別展ならではの機会です。

5/3~5/15「玉冠(付簪)」「赤地龍瑞雲嶮山文様繻珍唐衣裳(国王の儀式衣装)」
5/3~5/29「黒漆脇差拵(治金丸)」「青貝螺鈿鞘腰刀拵(北谷菜切)」 
5/31~6/26「金装宝剣拵(千代金丸)」

黒漆脇差拵(治金丸)
黄色地鳳凰蝙蝠宝尽青海波立波文様紅型綾袷衣装・黄色地鶴松竹梅紅葉文様紅型綾袷衣装
青貝螺鈿鞘腰刀拵(北谷菜切)
黒漆貝尽螺鈿漆絵硯箱・料紙箱

島津家文書[東京大学]

琉球と貿易や交流のあった薩摩藩を治めた武家の名門「島津家」の、鎌倉時代~明治時代まで700年にもわたる資料です。 琉球に関する資料が、前後期あわせて4点公開されます。

東京国立博物館「琉球」チラシより

展覧会 概要

日程:2022/5/3~6/26
時間:9:30~17:00(入館は30分前まで)
休館:月曜日
料金:一般¥2,100、大学生¥1,300、高校生¥900、中学生以下無料

東京国立博物館 公式サイト
特別展「琉球」 特設サイト

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