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情報|九州国立博物館「琉球」2022/7/16~9/4

情報-博物館・美術館

沖縄復帰50年記念特別展「琉球」

5~6月に東京国立博物館で開催された特別展が、九州に上陸です。 今年は沖縄の復帰から50周年で、朝の連ドラ「ちむどんどん」の舞台が沖縄だったり、沖縄がテーマの展覧会もいくつか開かれています。 15世紀に全土が統一されて誕生した琉球王国は、日本や東アジアだけでなく、東南アジアまで広く貿易をしていました。 この展覧会では、先史時代の出土品から王家の宝物まで、幅の広い展示内容で琉球の歴史と文化を知ることができます。 大きな構成は東京会場と同じですが、東京では公開されていないものもあるようです。

第1章 万国津梁 アジアの架け橋
第2章 王権の誇り 外交と文化
第3章 琉球列島の先史文化
第4章 しまの人びとと祈り
第5章 未来へ

九州国立博物館「琉球」チラシ

この展覧会で観られる国宝

国宝や重要文化財などは「件」という単位で文化財に指定されます。 初期に指定された建造物などは、1つの建物が部分ごとに国宝として指定され、複数の国宝で1つの建物を構成するようなケースや、反対に複数の資料や美術工芸品がまとめて1件の文化財として指定されるケースもあります。 この展覧会で公開される国宝は件数でいうと2件ですが、琉球王家の資料や工芸品1251点で構成される『琉球国王尚家関係資料』と、1万5千を超える資料で1件の国宝の『島津家文書』なので、国宝の“点”数で考えると、ものすごくたくさんの国宝が公開されます。

琉球国王尚家関係資料[那覇市歴史博物館]

那覇市歴史博物館で、1ヶ月ほどの展示替えでいつも衣装や工芸品が公開されていますが、公開期間の限られる刀剣3口や国王の冠「玉冠」など、人気の高い品が2週間~前後期の展示替えで公開されるのは、特別展ならではの機会です。

7/16~7/31「玉冠(付簪)」「赤地龍瑞雲嶮山文様繻珍唐衣裳(国王の儀式衣装)」
7/16~8/7 「黒漆脇差拵(治金丸)」「青貝螺鈿鞘腰刀拵(北谷菜切)」 
8/9~9/4 「金装宝剣拵(千代金丸)」

※写真は東京会場で撮影

国宝『琉球国王尚家関係資料』黒漆脇差拵(治金丸)
国宝『琉球国王尚家関係資料』黄色地鳳凰蝙蝠宝尽青海波立波文様紅型綾袷衣装・黄色地鶴松竹梅紅葉文様紅型綾袷衣装
国宝『琉球国王尚家関係資料』青貝螺鈿鞘腰刀拵(北谷菜切)
国宝『琉球国王尚家関係資料』黒漆貝尽螺鈿漆絵硯箱・料紙箱

島津家文書[東京大学]

琉球と貿易や交流のあった薩摩藩を治めた武家の名門「島津家」の、鎌倉時代~明治時代まで700年にもわたる資料です。 琉球に関する資料が、後期に4点公開されます。

展覧会 概要

日程:2022/7/16~9/4 
時間:9:30~17:00(入館は30分前まで)金土は~20時
休館:月曜日(7/18、8/15は開館し、7/19は休館)
料金:一般¥1,900、高大生¥1,200、小中生¥800

九州国立博物館 公式サイト



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