情報|熱田神宮 文化殿「日本の聖地を訪ねて」2021/1/1~1/26[愛知]

情報|熱田神宮 文化殿「日本の聖地を訪ねて」2021/1/1~1/26[愛知]

熱田神宮のこと

愛知県名古屋市にある熱田神宮(あつたじんぐう)は、天皇位の象徴である「三種の神器」の1つ「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」別名「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」をご神体として祀り、平安時代に記録された「延喜式」では「名神大社」とされています。

源義朝の正妻で頼朝の母は、熱田神宮宮司の娘で熱田の地で頼朝を産んだといわれ、頼朝は剣などを奉納しています。 その後も武家の尊崇が厚く、織田信長は桶狭間の戦いの前に、熱田神宮で先勝祈願をしています。 明治には、天皇の勅使が遣わされる勅祭社に定められ、元旦の神事「四方拝」でも遥拝されています。

大変長い歴史を持ち、朝廷からも武家からも重んじられた熱田神宮は、名古屋市の中心地から近いこともあり、初詣では東海地方随一の参拝者があります。 国宝『短刀 銘 来国俊』や、3mを超える「太郎太刀」など、刀剣類を多く所蔵していて、2021年秋には刀剣を展示する「草薙館」が開館するようで、延期になっている「名古屋刀剣博物館」も開館すると、名古屋が刀剣の聖地になりそうです。

日本の聖地を訪ねて~今日の社に伝わる名宝の数々~

熱田神宮の参道脇に「文化殿」があり、1件の国宝と27件の重要文化財など、収蔵品は6千点を超えるそうです。 今年は「新春特別展」として、千年以上都がおかれて、朝廷や武家、民衆と、様々に守り伝えられてきた京都の神社に伝わる名宝を集めた特別点になるようです。

賀茂御祖神社(下鴨神社)

賀茂川と高野川が合流して鴨川になる、通称「鴨川デルタ」にある下鴨神社は、正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といいます。 平安遷都の前からあり、上流にある上賀茂神社と2社で「賀茂神社」とされ、山城国の一之宮です。 江戸時代末に建てられた『東本殿・西本殿』は、1953年に国宝に指定されています。

今回は、社紋の二葉葵をモチーフにした「二葉葵御天冠」や、蹴鞠御装束から「鞠扇」が出展されます。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

下鴨神社と同じく、平安遷都前からある神社で、砂を三角錐に盛り上げた「立砂」は、写真を観たことがある方も多いのではないでしょうか。 こちらも江戸時代末に建てられた『本殿・権殿』が国宝に指定されています。

皇女和宮の兄「孝明天皇」が行幸をした時の様子を絵巻にした「孝明天皇賀茂行幸絵巻」や、重要文化財「賀茂別雷神社文書」から境内絵図などが出展されます。

八坂神社

最も新しい(12/23付の官報で公示)国宝の八坂神社『本殿』は、祇園のシンボルで、節分などのイベントには芸舞妓の舞奉納なども観られます。 夏の京都の風物詩「祇園祭」はこの神社の祭礼ですね。

2千以上ある古文書類の重要文化財「八坂神社文書」から太政官符や、豊臣秀吉に仕えた刀鍛冶の「出羽大掾藤原国路」による重要文化財の太刀拵などが出るようです。

豊国神社

京都国立博物館の隣にある豊国神社は、大阪の陣の原因と「国家安康・君臣豊楽」銘の鐘があることで有名です。 このあたりは、秀吉が作らせた京都大仏のあった「方広寺」や、鶴松の菩提を弔うために建てた祥雲寺が近く、秀吉の没後に神として祀られた神社です。 徳川の世になると廃止されてしまいますが、明治になると再興されて、当時は南禅寺金地院にあった伏見城の遺構の『唐門』が移築されました。

今回は、秀吉の期日に行われた豊国祭の様子を描いた「豊国祭礼図屏風」や、大友家・足利将軍家・豊臣家・徳川将軍家と、名家に伝えられてきた重要文化材「薙刀直し刀(名物骨喰藤四郎)」が公開されます。

この展覧会で観られる国宝

短刀 銘 来国俊

鎌倉時代の京都の刀工集団「来派」の国俊による短刀で「熱田の来国俊」と呼ばれています。 裏には正和5年(1316年)の銘が入っていて、国俊の晩年76歳の作品だそうです。 普段は東京国立博物館に寄託されていて、あまり多くない里帰りでしか、熱田神宮で観られないので、機会があれば観ておきたいです。

展覧会 概要

期間:2021/1/1~1/26
休館:期間中は無休
時間:9:00~16:30(入館は20分前まで)
料金:一般¥800、大高生¥500、小中生¥200

熱田神宮 公式サイト

熱田神宮 文化殿(宝物館)

ついでにグルメ

熱田神宮の境内には茶屋があって、名古屋名物の「きしめん」を頂けます。 このきしめん屋さんの名前は「宮きしめん」で、宮司さんから宮を名乗ることを許されているんだそうで、いわばオフィシャルきしめんです。

元は参道の脇にあったのですが、現在は宝物館の隣の仮店舗で営業しているようです。 セルフでは少し高めの¥600~¥1,000ほどで、各種トッピングの他、みそカツがあるのも名古屋ならではです。 湯気で踊る削り節に、甘めの揚げやしいたけなど、懐かし美味しい1杯です。

情報 寺社・ご開帳・地域カテゴリの最新記事