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情報|石山寺・三井寺 「あお若葉の競演」2019/4/20~5/19[滋賀]

情報-寺社・ご開帳・イベント

あお若葉の競演

琵琶湖の地図で言う左下にある「大津」は滋賀県の県庁所在地で、京都駅から快速で約10分なので観光拠点にもぴったりです。 京都のホテルが満室で取れないときは滋賀で探すのもオススメです。 そんな時は地元観光もお忘れなく。

大津には日吉大社や近江神宮など有名な神社も多くありますが、大津を代表する大寺院「石山寺(真言宗)」と「三井寺(天台宗)」が宗派の壁を越えてコラボ企画をされています。 石山寺は、通常非公開で鎌倉時代にあった仏堂を再現した「光堂」と、通常非公開の仏像を公開して下さいます。 三井寺は、国宝の『本堂』の内陣に入ることができ、やはり非公開の仏像をみせて頂けます。

石山寺・三井寺 あお若葉の競演パンフレット

他にも、石山寺では「紫式部展」、三井寺では「漫画家による仏の世界展」が開催されたり、おもてなしメニューもあるようです。 両方とも駅から近くてアクセスしやすいですし、見どころも多い2寺なので、この青葉どきに満喫しちゃいましょう。

石山寺

琵琶湖から南に流れ出る「瀬田川」の入口西側にあり、名前の通り「硅灰石」で出来た岩山の斜面に位置し、巨大な本堂は清水寺や長谷寺のような「懸造り(かけづくり)」で建てられています。 山裾から頂上近辺まで数多くの建物が残っており、坂や階段で境内をぐるりと回ることができます。

石山寺「懸造り」の国宝『本堂』

奈良時代、聖武天皇の命で良弁僧正が建てたと伝わる石山寺は、平安時代には「石山詣」という言葉があったほど、貴族たちの参拝が盛んだったようです。 源氏物語の作者「紫式部」は、石山寺に籠っている時に月を観て源氏物語の着想を得たそうで、当時の様子が人形で再現されています。

石山寺『本堂』紫式部が源氏物語を執筆した

特別展示・公開

石山寺 あお若葉の競演パンフレット

光堂の特別公開

境内の高い場所に2009年に再建された仏堂で、本堂のような懸造りで建てられています。 このお堂は、石山発祥の「東レ」さんが寄進されたんだそうです! 通常は非公開の場所で、眺めも良さそうですよ。

非公開仏像の公開

光堂ご本尊「阿弥陀如来座像」鎌倉時代

伝 旧多宝塔ご本尊「大日如来坐像」平安時代 ※重要文化財

本堂 旧御前立ち像「如意輪観音半跏像」桃山時代/淀殿寄進

同時開催企画

2019年春期 石山寺と紫式部展「観音験を見する寺」別途¥300
重要文化財「観音菩薩立像(白鳳時代)」や平安時代の仏像がいくつか、重要文化財の「板倉聖教」から何点か、土佐光成から堂本印象まで幅広い画家たちの紫式部絵や源氏物語絵が展示されるようです。

年中行事「青鬼まつり」5/19
杉の葉で作られた巨大な「青鬼」が東大門に建てられ、青鬼に扮した人が団扇の配布をしたり、太鼓の演奏などもあるようです。

開催概要

時間:9:00~16:00(受付は30分前まで)
料金:¥500
公式サイト:https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/event/aomomiji

三井寺

三井寺は正式名称「長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)」という天台宗の寺院です。 弁慶が比叡山まで引きずったという伝説の「三井の晩鐘」という有名な鐘があり、現在でも本堂近くの鐘楼に吊るされ、2019年4月には¥300で撞くことができました。

三井寺と本堂の詳細は、↓こちらをご覧ください

特別展示・公開

三井寺 あお若葉の競演パンフレット

内陣の特別公開

本堂へは通常の拝観料で入れますが、通常は入ることのできない「内陣」へ入ることができます。 三井寺の本堂は、秘仏のご本尊を安置している木製の「厨子」も国宝の一部で、ご開帳はされませんが厨子を間近で拝見できます。

内陣は神聖な場所ということで、入るときにはちょっとした儀式をして頂けるんです。 1組ずつ幕の奥に入ると、僧侶の方がいらして法具の並んだ机が準備されています。 手のひらに塗香を置いて頂き、頭・口・胸に軽くつけ、手を合わせて清めます。 ご本尊の方を向いて合掌するように言われ合掌すると、椀に入った水を棒で何かされ(?合掌していて確認できず)、独鈷鈴を鳴らして下さって儀式終了です。 これだけでも特別料金を払ったかいがありました。

非公開仏像の公開

観学院客殿ご本尊「大日如来坐像」

北院 新羅明神 本地仏「文殊菩薩坐像」

南院 三尾明神 本地仏「普賢菩薩坐像」

国宝『三井寺 金堂』内陣特別参拝 パンフレット

その他、三井寺の北院・中院・南院を曼荼羅で表した「三井曼荼羅」など、寺宝が並べられています。

同時開催企画

「観音堂」特別参拝 別途¥300
秘仏「愛染明王像」※重要文化財
秘仏「毘沙門天像」特別開扉
その他、西国観音巡礼に関する寺宝が展示されます。

「漫画家による仏の世界」展 別途¥500
手塚治虫、赤塚富士夫、さいとうたかお、モンキーパンチ、小島功、林家木久扇 、いがらしゆみこ、ちばてつや、浦沢直樹と、錚々たる顔ぶれの70名の漫画家による仏画の展示です。 東日本大震災支援プロジェクトで全国を巡回しているようです。 以前観たことがありますが、先生方の特徴がよく出ていて、とてもおもしろい展示でした。

年中行事「千団子祭」5/18・19
護法善神堂のご本尊「鬼子母神」へ千個の団子をお供えする法要で、植木市や亀の放生会なんていうレアなイベントもあるようです。 地元の方によるお手頃価格の露店などもあって賑やかそうですよ。

開催概要

時間:9:00~16:00
料金:¥500(入山料別途)
公式サイト:http://miidera1200.jp/aomomiji2019/

三井寺境内の茶店で「弁慶力餅」お茶付き¥300
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