大阪青山歴史文学博物館
大阪青山大学の附属博物館で、大学のメインキャンパスは大阪府箕面にありますが、博物館は兵庫県川西市にあります。「青山」というと関東の方はあの「青学」を思い浮かべてしまいますが、両校に関係は無く、栄養や看護、子供教育など、女性に人気の大学のようです。
博物館は、1件の国宝と16件の重要文化財を所蔵していて、毎年秋に企画展が開催されるようです。 天守閣風の建物のようで、とても気になります。 伊丹空港から近いので、空路で関西に行く時に寄ると良さそうですね。
天皇の書-宸翰-
今年は御代替わりもあってか、宸翰を中心にした展示で、前半には国宝の『土左日記』も公開されるようです。 「宸翰」は天皇の直筆の書のことで、和歌などを作品的に書かれたものから手紙、自身の肖像に書いた「賛」まで、様々なものがあります。 今回展示されるのは、古いものでは鎌倉時代から大正天皇のものまで、同館が所有する宸翰が公開されます。
重文「後醍醐天皇宸翰消息」
重美「光厳天皇宸翰消息」 ほか
この展覧会で観られる国宝
土左日記(土佐日記)
11/1(金)~11/16(土)のみ
平安時代中期に、紀貫之によって書かれた紀行文学の「土左日記(土佐日記とも)」は、比較的後世まで貫之の自筆本が伝わっていたようですが、現存はしていません。 こちらの所蔵本は、鎌倉時代に藤原為家が書写したもので「為家本」と呼ばれています。 土左日記の中でも古いもので、為家の父の藤原定家が写した『定家本』(前田育徳会所蔵)と共に国宝に指定されています。
博物館公式サイトの「主な収蔵資料」で画像が見られます
展覧会 概要
期間:2019/11/1~11/30
時間:10:00~17:00(入館は30分前まで)
休日:月・火曜日
料金:一般¥300、シニア¥250、大高生¥200、中学生以下無料