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情報|和歌山県立博物館「粉河寺縁起と粉河寺の歴史」2020/10/17~11/23[和歌山]

情報-博物館・美術館

特別展「粉河寺縁起と粉河寺の歴史」

今年の夏に、京都国立博物館で開催されていた特別展「聖地をたずねて」は、関西に33か所ある観音霊場をめぐる「西国三十三か所」をテーマにした展覧会で、第3番札所の「粉河寺(こかわでら)」からも文化財が出展されました。 特に国宝の『粉河寺縁起』は、チラシなどにも掲載され、注目度の高い展示品の1つでした。

和歌山県立博物館「粉河寺縁起と粉河寺の歴史」チラシ

その公開から間もないですが、粉河寺とは25kmほどしか離れていない、和歌山県立博物館で、粉河寺をテーマにした特別展が開かれます。 展示の中心は国宝『粉河寺縁起』で、この縁起物語を元に作られた書写や関連する仏画や仏像など、半分ほどは粉河寺からの出展で、かなり深く掘り下げられそうです。

和歌山県立博物館「粉河寺縁起と粉河寺の歴史」チラシから
和歌山県立博物館「粉河寺縁起と粉河寺の歴史」チラシから

粉河寺のこと

和歌山の北部中央、大阪との県境も近い紀の川市にある「風猛山粉河寺」は、粉河寺縁起によると、宝亀元年(770年)に大伴孔子古(おおとものくじこ)によって創建される。

平安時代にはかなり栄えていたようで、枕草子にも名前がみられ、鎌倉時代の記録によると、寺は4km四方で寺領が4万石以上あったという。 天正13年(1585年)には、豊臣秀吉の戦乱によって伽藍を焼失するが、江戸時代には紀州徳川家の庇護を受け、現在の伽藍を復興した。

この展覧会で観られる国宝

展覧会のタイトルにもなっている『粉河寺縁起』が、期間中通期で公開されます。 前後期で巻替えがあり、前期(~11/1)には粉河寺の創建についての部分が、後期(11/3~)には長者の娘の病についての部分が展示されます。

展覧会 概要

期間:2020/10/17~11/23
休日:毎月曜日(11/23は開館)
時間:9:30~17:00(入館は30分前まで)
料金:一般¥830、大学生¥520
博物館 公式サイト

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