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大笹原神社 本殿[滋賀]

国宝DB-建築

大笹原神社のこと

大笹原神社(おおささはらじんじゃ)は、滋賀県野洲市大篠原に位置し、寛和2年(986年)に 越知諸実 が牛頭天王を勧請したもので「牛頭天王総社」と呼ばれていた。 このあたりは鏡餅発祥の地と言われ、本殿の向かって左隣りには「餅の宮」という餅の神が祀られている。

大笹原神社 本殿

国宝『本殿』

国宝に指定されている社殿は、室町時代の1414年に岩倉城主である馬淵定信により建てられたもの。  社殿の随所に彫刻がみられるが、彩色はなく白木のままで、装飾的だが落ち着いた東山文化の特徴がよく出ている。

この国宝を観るには

門などはなく、いつでも参拝できる。

住所:滋賀県野洲市大篠原2375
アクセス:JR琵琶湖線「野洲駅」南口から「野洲アウトレット線」で「大篠原」下車して徒歩15分

国宝『御上神社』への移動は「大篠原」からコミュニティバスで「妙光寺公民館」まで移動すると、徒歩13分程度になる。コミュニティバスは日祝は運休となる。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】102-1444
【指定番号】00209
【指定】近世以前/神社
【指定名称】大笹原神社
【ふりがな】おおささはらじんじゃほんでん
【員数】1棟
【時代・年】室町中期・応永21年(1414年)
【構造・形式】桁行三間、梁間三間、一重、入母屋造、向拝一間、檜皮葺
【所在地】滋賀県野洲市大篠原
【所有者】大笹原神社
【重文指定日】1901.08.02
【国宝指定日】1961.04.27
【説明】応永二十一年(一四一四)の建立である。 小規模な神社本殿であるが、細部手法が特に優秀で、欄間や戸などの意匠も美しい。中世の神社建築としてもっとも傑作の一である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018年11月

紅葉シーズンの3連休中日の訪問だったが、他の参拝者は地元の年輩の方お1人だけという静かな神社。 バス停から神社まで田畑の中をのんびり歩き、紅葉を満喫。 少し手前の拝殿からの参拝なので、彫刻類が近くで観られないのが残念でした。

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