虚空蔵菩薩像[東京国立博物館]

虚空蔵菩薩像[東京国立博物館]

虚空蔵菩薩とは

知恵が虚空のように無限であるとされ、知恵を象徴する剣を持つものも多い。 密教では、胎蔵界曼荼羅の虚空蔵院の中尊で、平安時代には求聞持法(ぐもんじほう)の本尊として信仰された。 顕教でも、知恵のご利益があるとして信仰され、十三参りは虚空蔵菩薩に参拝する。

国宝『虚空蔵菩薩像』

虚空蔵菩薩は、経典によっていくつかの姿があるが、本作は左手に宝珠を持ち右手は与願印をしている。 装飾性の高い衣に、数多くの瓔珞(ようらく)をつけており、いずれも華やかに彩色や截金が施されている。 表情は穏やかで、全体的に高貴な雰囲気が漂う。

国宝 虚空蔵菩薩像[東京国立博物館]

仏画で仏の尊さを表現するのには、一般的に金泥や金截金を使うが、本作品は銀泥や銀截金、銀箔などを併用している。 衣の模様など、金と銀を組み合わせて表現するなど、繊細で優雅な表現が目立つ。

この国宝を観るには

東京国立博物館の国宝室などで公開される場合があるが、時期はランダムで、それほど頻繁に公開されるわけではないので、機会があれば観ておきたい。

公開履歴

2018/10/2~2018/10/28 東京国立博物館 国宝室
2014/11/11~2014/12/7 東京国立博物館 国宝展
2011/2/8~2011/3/21 東京国立博物館 国宝室
2007/9/11~2007/10/8 東京国立博物館 国宝室
2006/8/1~2006/8/27 東京国立博物館 国宝室
2005/9/27~2005/10/23 東京国立博物館 国宝室

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-2
【指定番号】00002-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色虚空蔵菩薩像
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくこくうぞうぼさつぞう
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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