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情報|東京国立博物館「国宝室」2021年スケジュール

情報-博物館・美術館

国宝室とは

東京国立博物館本館の2階で、国宝が1点だけ展示される部屋です。 数週間~1ヶ月で展示替えがあり、東京国立博物館が所蔵、または寄託されている国宝から、年に14件が公開されます。 室の中央には椅子があり、落ち着いた雰囲気の中で国宝を鑑賞できる、貴重な空間です。

東京国立博物館 国宝室

2021年スケジュール

2020年は、新型コロナ感染拡大防止のために、数か月閉館されたりと当初の予定から大きく変更されてしまいました。 閉館期間に予定されていて観られなかった『三宝絵詞』や西大寺の『十二天像』は、今年のラインナップに入っています。 今年は予定通り観られますようにと、祈るばかりです。

松林図屏風 長谷川等伯筆 1/2~1/17[東京国立博物館]

2020年秋の「桃山展」で公開されたばかりだったので、このお正月はお休みかと思ったら、今年も出てきてくれました。 長谷川等伯の墨画で、松林の静けさと厳しい寒さが伝わってくる名作です。 

国宝『松林図屏風』

千手観音像 1/19~2/14[東京国立博物館]

平安仏画の名作、千手観音像です。 装飾が華やかで、足元には吉祥天と婆藪仙を従える三尊で描かれています。 よく見ると、手のひらに眼が描かれていますよ。

国宝『千手観音像』

山越阿弥陀図 2/16~3/14[禅林寺(永観堂)]

ちょうど同じ時期に、京都国立博物館でもう1点の国宝『山越阿弥陀図』が公開されています。 この山越阿弥陀図は、代表的な定番スタイルなので、一度は観ておきたいです。

国宝『山越阿弥陀図』禅林寺(永観堂)

虚空蔵菩薩像 3/16~4/11[東京国立博物館]

1月中旬から3連続で仏画の展示で、近くの方は通って見比べるのも楽しそうです。 この虚空蔵菩薩は、金泥や金の截金で飾られることの多い仏画には珍しく、銀泥や銀箔を使って入るシックな仏画です。

国宝『虚空蔵菩薩像』

三宝絵詞 4/13~5/9[東京国立博物館]

2020年もちょうど同じ時期に予定されていた三宝絵詞のリベンジです。 三宝絵詞は、若くして出家した尊子内親王のために、源為憲が編纂した仏教説話集で、これは鎌倉時代に書写されたものです。 絵は失われています。

国宝『三宝絵詞』

一遍上人絵伝 巻第七 5/11~6/13[東京国立博物館]

全12巻だった一遍上人絵伝は、11巻は一遍上人の興した時宗の本山「清浄光寺(遊行寺)」にあり、この1巻は江戸時代に流出したものです。 各地の風景や人々の風俗も楽しい絵巻です。

一遍上人絵伝 巻第七[東京国立博物館]

寛平御時后宮歌合 6/15~7/11[東京国立博物館]

寛平元年(889年)頃に、宇多天皇の母后(皇太后)の「班子女王」の主催した歌合せの記録を、後世に書写した巻物です。 後嵯峨天皇の皇子で鎌倉6代将軍の宗尊親王が書写したと伝わっていたものです。

国宝『寛平御時后宮歌合 伝宗尊親王筆』

平治物語絵詞(六波羅行幸巻) 7/13~8/1[東京国立博物館]

松平不昧公の旧蔵品だった鎌倉時代の絵巻物で、幽閉された二条天皇が清盛邸に向けて脱出するところが描かれています。 鎌倉時代になると、人々の顔に個性や表情が出てくるので、じっくり見れば見るほど面白い発見があります。

国宝『平治物語絵詞(六波羅行幸巻)』

山水屏風 8/3~9/5[神護寺]

神護寺に伝わる鎌倉時代頃に制作された屏風で、密教の儀式で使用される風景と人々の姿が描かれています。 神護寺の虫払いでは、冷泉為恭による摸本が展示されていましたが、2019年に修理が完了して「文化財よ、永遠に展」で公開されたものです。

十二天像 から「羅刹天」 9/7~10/3[西大寺]

2020年は風天が公開されましたが、わずか1日で休館になってしまいました。 全て揃う現存最古の十二天像から、今年は羅刹天が公開されるようです。 名前から想像すると、迫力がありそうで楽しみです。

伝藤原光能像 10/5~10/31[神護寺]

8月の山水屏風に続いて、また神護寺からです。 伝頼朝像が教科書にも載っていた有名な「神護寺三像」の1つで、後白河法皇に仕えた藤原光能と伝わりますが、他の2幅同様に別人だとする説もあります。 神護寺の虫払いでは、この藤原光能像だけ里帰りしないので、観るならここがチャンスです。

秋萩帖 伝小野道風・伝藤原行成 11/2~11/28[東京国立博物館]

2020年も同時期に展示されました。 色とりどりの装飾料紙を20枚つなげた巻物で、和歌や尺牘(漢詩の書状)が書かれています。 伝承筆者は小野道風ですが、2紙以降は藤原行成の筆だとされています。 裏は「准南鴻烈兵略間詁」が書かれ、これは別件として国宝に指定されています。

白氏詩巻 藤原行成筆 11/30~12/25

唐の詩人「白楽天」の詩集を藤原行成が写したもので、前月に続き行成の筆を観られます。 能書で高名な伏見天皇遺愛の品だったそうで、紙の継ぎ目には伏見天皇の花押が書かれています、

国宝『白氏詩巻 藤原行成筆』

『松林図屏風』『千手観音像』『白紙詩集』は「研究情報アーカイブズ」のものを使用しています。

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