出山釈迦図・雪景山水図・雪景山水図[東京国立博物館]

出山釈迦図・雪景山水図・雪景山水図[東京国立博物館]

国宝『出山釈迦図』『雪景山水図』梁楷筆・『雪景山水図』伝梁楷筆

中国南宋時代の宮廷画家「梁楷(りょうかい)」は、この『出山釈迦図』のような人物や、『雪景山水図』のような山水を得意とした。 現在は3幅対の掛軸となっているが、これは室町時代に日本に伝わってからで、人物のない山水図は「伝梁楷」で真筆ではないと考えられ、大きさも少し大きかったが対にするために切断されたという。

3幅とも足利義満の所有を表す「天山」の印が入り「東山御物」に数えられる。 足利将軍家の後は酒井家に伝わり、その後は、梁楷の山水図は三井家に、残り2幅は西本願寺と分かれていた時期もある。 1948年に梁楷の山水図が、1997年に出山釈迦図が、2004年には伝梁楷の雪景山水図も東京国立博物館の所蔵となり、再び3幅が揃い1件として国宝に指定されている。

梁楷による「出山釈迦図」
梁楷による「雪景山水図」
伝梁楷の「雪景山水図」

この国宝を観るには

毎年夏~秋に、東京国立博物館の東洋館で開かれる企画展示「中国書画精華展」に出展されることが多い。 特別展ではないので、通常料金で観られる。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-4
【指定番号】00004-0
【種別】絵画
【指定名称】絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆/〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆/〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある
【ふりがな】けんぽんぼくがたんさいしゅつざんしゃかずどうゆうのかんぞういんがある/けんぽんぼくがたんさいせっけいさんすいずどうゆうのかんぞういんおよびざっかしついんのいんがある/けんぽんぼくがたんさいせっけいさんすいずどうゆうのかんぞういんおよびざっかしついんのいんがある
【員数】3幅
【時代・年】中国・南宋時代
【作者】梁楷
【所在地】東京国立博物館
【重文指定日】1951.06.09
【国宝指定日】2007.06.0

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018年8月

東京国立博物館東洋館「中国書画精華展」
南宋の宮廷画家「梁楷」の作で、3幅全て写真撮影OK
山を出るお釈迦さんと、雪山を旅人が驢馬に乗って行くところ、人のいない雪山の3幅。ロバに乗った旅人がカワイイ 。
毎年秋にやっているらしい中国書画の名品展は国宝だらけなのに空いていて静かで穴場

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