十六羅漢図(東京国立博物館)

十六羅漢図(東京国立博物館)

国宝『十六羅漢図』

現在は東京国立博物館の所有だが滋賀県大津市の聖衆来迎寺に伝来したもので、現存する十六羅漢図では最古のもの。 画面の右上に色紙のように区別された区分があるが、ここに羅漢の名前と住んだところが記されている。

十六羅漢図(東京国立博物館) 「第一尊者」「第五尊者」

平安時代に描かれたもので唐の様式を組んでおり、後世に主流となる仙人のような風貌ではなく、穏やかな表情をしている。 それぞれが弟子や眷族に囲まれ、変化に富んだ構図で描かれている。

国宝『十六羅漢図』諾距羅尊者

羅漢の「賓度羅跋囉惰闍尊者」は日本でも「おびんずる様」として親しまれている。

国宝『十六羅漢図』賓度羅跋囉惰闍尊者 →びんずる様

十六羅漢のこと

仏の教えを守り伝える16人の弟子のこと。 読み方や漢字は訳によって異なる場合がある。

文化財指定データ

台帳・管理ID 201-00085
指定番号   00082-00
指定名称   絹本著色十六羅漢像
よみかた   けんぽんちゃくしょくじゅうろくらかんぞう
員数     16幅
時代     平安時代   
所在地    東京都
所有者    東京国立博物館
重文指定日  -
国宝指定日  1953.11.14

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ 2018.9.21

東京国立博物館国宝室「第一尊者」「第五尊者」
十六羅漢のうち2幅の展示。 右上の白い部分には羅漢の住所と名前が書いてある。 第一尊者と第五尊者だがどちらがどちら? 馬に乗っている方の住所と名前の欄に「五」ってうっすら見えるので、こちらが第五尊者か? 解説によると滋賀の聖衆来迎寺に伝来したもので、唐に源流をもつ古様で穏やかな図様とのこと。 たしかに、羅漢図はもうちょっと仙人ぽいというか、ごつごつワイルドな雰囲気の絵が多い気がするが、これは確かに品が良いです。羅漢図というより高僧の絵みたいな雰囲気(羅漢も高僧ですが。。)

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