松林図屏風 長谷川等伯筆[東京国立博物館]

松林図屏風 長谷川等伯筆[東京国立博物館]

国宝『松林図屏風』

「研究情報アーカイブズ」から引用 https://webarchives.tnm.jp/

長谷川等伯の代表作で、墨だけで描かれている。 製作年代は不明だが、息子の久蔵を亡くした時期(智積院の襖絵を描いた翌年)に描かれたという説がある。  あまり高級でない紙を使い、紙の継ぎ方も雑なことから、障壁画の下絵だったとする見方もある。

松林図屏風 長谷川等伯筆

手前にある松は力強い筆で描かれており、遠くには(左隻の右上あたり)遠景として山も描かれている。 墨の濃淡だけで風や空気感も表現されている。 両端には「長谷川」と「等伯」の印があるが、通常使われていたものと異なる印が押されている。

上が「長谷川」下が「等伯」の印

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-56
【指定番号】00051-00
【種別】絵画
【指定名称】紙本墨画松林図〈長谷川等伯筆/六曲屏風〉
【員数】一双
【国】日本
【時代・年】桃山時代
【作者】長谷川等伯
【所在地】東京国立博物館
【重文指定日】-
【国宝指定日】1952.11.22
【説明】桃山時代絵画を代表する一作。狩野永徳と併称される長谷川等伯の筆。水墨の濃淡のみを用い、荒々しい筆致によって一気呵成に仕上げたような画面からは、霧に包まれた松林の雰囲気が見事に表現され尽くしている。わが国水墨画を代表する遺品のひとつである。六曲屏風、一双。各156×347cm。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ 2019.1.2

今年最初の東京国立博物館の開館日で、特別展もないのに今まで味わったことのない混雑具合でした。 この屏風は2週間ほどの展示期間なので集中したのかもしれませんが。 墨だけで力強い部分と遠くのふわっとした部分が描き分けられていました。 混んでいなかったら引きで観たかったのですが、ちゃんと観ようとすると最前列でしか観られず、リベンジ予定です。

鑑賞ログ 2019.1.25 レプリカ

東京国立博物館にて。京都の職人技とキヤノンの技術で文化財を復元する「綴プロジェクト」を観るのは何点かめですが、レプリカとはいえ広い畳敷きにガラスもなくごくごく間近で観られるのは素晴らしいです。 お正月にごった返す国宝室で観た『松林図屏風』も、作られた当時はこうやって鑑賞されていたであろうシチュエーションで堪能できました。

「綴プロジェクト」での復元レプリカ 国宝『松林図屏風』長谷川等伯筆 東京国立博物館

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