秋景冬景山水図[金地院/京都]

秋景冬景山水図[金地院/京都]

国宝『秋景冬景山水図』

中国北宋の皇帝で、風流が過ぎて国が滅びたという 「徽宗」の作だと伝わる2幅の掛軸で、秋と冬の景色を1幅ずつ描いている。 大きさや画風から、山梨久遠寺の国宝『夏景山水図』と、現在は失われた「春景」とで、春夏秋冬の4幅対だったと考えられている。

2幅とも余白を効果的に使い、秋景は崖に近い気にゆったりもたれて空を眺める人物を、冬景は滝のみえる山あいに佇む人物が描かれる。 足利義満の鑑蔵印(蒐集を示す印)の「天山」があり、足利将軍家に伝わる東山御物だったもの。 10代将軍義稙の頃に大内氏に渡り、妙智院の策彦周良を経て以心崇伝の所有となり、現在まで崇伝が住した南禅寺の塔頭「金地院」に伝わる。

この国宝を観るには

京都国立博物館に寄託されており、それほど機会は多くないが、同館での展覧会や通常展示で公開される。

公開履歴

2019/8/14~9/16 京都国立博物館「京博寄託の名宝展

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-125
【指定番号】00118-00
【種別】絵画
【指定名称】絹本著色秋景冬景山水図
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくしゅうけいとうけいさんすいず
【員数】2幅
【国】中国
【時代・年】南宋時代
【ト書】「天山」の鑑蔵印がある
【所有者】金地院
【国宝指定日】1955.06.22

出典:国指定文化財等データベース一部抜

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