不空羂索観音立像[東大寺法華堂/奈良]

不空羂索観音立像[東大寺法華堂/奈良]

国宝『不空羂索観音立像』

東大寺法華堂(三月堂)の本尊で、麻布を漆で塗り固めて成型する「脱活乾漆」で作られた、3mを超える観音立像。 天平勝宝4年(752年)の東大寺の絵図には、現在の法華堂が「羂索堂」と書かれているので、この時代には不空羂索観音を本尊とする堂だったことがわかる。

不空羂索観音は観音が変化した姿で、狩猟に使う縄上の罠「羂索」を手に持ち、衆生を救うとされる。 像姿が一定でない不空羂索観音だが、この像は日本で最も多い1面3目8臂で、1つの顔に3つの目、8本ある手の1つには羂索を持ち、肩には鹿皮をまとう。 頭上の宝冠には、中央に銀製の観音の化仏を置き、全体を多くの宝石で飾っている。

東大寺法華堂パンフレットより

この国宝を観るには

東大寺の法華堂の本尊で、拝観時間内ならいつでも観ることができる。 東大寺は、大仏殿・法華堂・戒壇堂(2020年~改修工事で拝観不可)・東大寺ミュージアムの、それぞれで拝観料を支払う。

時間:8:30~16:00
料金:中学生以上¥600、小学生¥300

東大寺法華堂の国宝

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-190
【指定番号】00029-00
【種別】彫刻
【指定名称】乾漆不空羂索観音立像(法華堂安置)
【ふりがな】かんしつふくうけんさくかんのんりゅうぞう
【員数】1躯
【時代・年】奈良時代
【所有者】東大寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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