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国宝-工芸|短刀 銘 行光[東京国立博物館]

国宝DB-刀剣

国宝『短刀 銘 行光』

長さ26cmほど、鎬のない平造りの短刀で、やや内に反り「行光」の銘が入る。 行光は相模国(現在の神奈川県)の刀工で、創始した国光の門下とされるが、銘が入るものはごく少ない。 行光の作で国宝に指定されているのはこの短刀のみで、銘入りの短刀が宮内庁の所蔵となっている。 加賀前田家に伝来した短刀で、合口造りの拵が現存している。

短刀 銘行光[東京国立博物館]
「行光」の銘
国宝『短刀 銘行光』の拵

この国宝を観るには

所蔵する東京国立博物館で、1~3年に1度は公開される。

公開履歴

2024/5/28~8/25 東京国立博物館13室
2022/10/18~12/18 東京国立博物館 150周年「国宝 東京国立博物館のすべて
2021/1/13~4/11 東京国立博物館 5・6室
2020/2/18~4/26 2/26 東京国立博物館 ★新型コロナで2/27~休館
2019/1/2~3/10 東京国立博物館
2017/12/5~2018/2/25 東京国立博物館
2016/6/21~9/4 東京国立博物館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-452
【指定番号】00158-00
【種別】工芸品
【指定名称】短刀〈銘行光/〉
【ふりがな】たんとう〈めいゆきみつ〉
【員数】1口
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】身長26.4cm、内反元幅2.3cm、内反茎長10.7cm
【品質・形状】平造、三つ棟、内反り。鍛板目肌よく約み、地沸厚く地景入る。刃文広直刃調に小足、葉入り、ところどころに金筋かかり、匂深く、小沸よくつく。帽子直ぐに小丸掃きかけ、金筋かかり、小沸よくつき、やや長く返る。茎生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一、目釘孔の下中央に細鏨の二字銘。
【画賛・銘等】「行光」
【所在地】東京国立博物館
【重文指定日】1931.01.19
【国宝指定日】1954.03.20
【説明】相州行光の傑作。新藤五国光の門人で、その在銘作は少ない。作風は国光に似て鍛えに地景がよく現れ、沸の深い直刃に金筋を入れることが多い。加賀前田家伝来。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2019年1月

東京国立博物館常設展にて
東博で国宝の刀剣類だと1Fの刀剣コーナーにあることが多いけど、これは2F5・6室「武士の装い」コーナーにあって、うっかり見落とすところでした。

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