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国宝-工芸|螺鈿八角須弥壇[中尊寺大長寿院/岩手]

国宝DB-工芸

中尊寺と経蔵

奥州藤原氏三代(清衡・基衡・秀衡)にゆかりの深い寺院で、金色堂に代表される絢爛な堂宇が建立されるが、1337年には金色堂と経蔵を残して焼失する。 現在国宝に指定されている『一切経』を納めていた経蔵も火災の影響を受け、建立当初は2階建だったものが2階を焼失し、古材で再建されたと考えられる。

中尊寺経蔵

国宝『螺鈿八角須弥壇』

経蔵の中央に据えられていた八角形の須弥壇で、長径が2m弱、高さが0.5mほどの木製。 側面8面には、極楽浄土に住むとされる人面鳥体の「伽陵頻迦」が彫られた金属板が嵌められ、周囲には螺鈿細工で宝珠や三鈷杵が飾られている。 須弥壇には「騎師文殊菩薩」主従5躯が安置され、国宝『中尊寺経蔵堂内具』で荘厳されていた。

この国宝を観るには

中尊寺の宝物館「讃衡蔵(さんこうぞう)」で展示されており、中尊寺が所有する他の何点かの国宝と共に観ることができる。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-513
【指定番号】00217-00
【種別】工芸品
【員数】1基
【指定名称】螺鈿八角須弥壇
【ふりがな】らでんはっかくしゅみだん
【時代・年】平安時代
【所有者】大長寿院(中尊寺)
【重文指定日】1903.04.15
【国宝指定日】1958.02.08

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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