国宝-工芸|太刀 銘 国宗[照国神社/鹿児島]

国宝データ-刀剣

国宝『太刀 銘 国宗』

鎌倉時代中期に備前で活躍した「国宗(くにむね)」は、備前国(現在の岡山県)直宗派の刀工で、直宗の子「国真」の三男だったので「備前三郎」と呼ばれた。 後に北条時頼に招かれて関東に移り、相州伝の創始者とされる新藤五国光に作刀を教える。 銘を「国宗」と入れるものが多く、この太刀を含め4口が国宝に指定されている。

島津家に伝わった太刀で、島津忠重が昭和2年(1927年)に島津家の始祖忠久の七百年祭で照国神社に奉納したが、第二次大戦で不明となる。 アメリカで、愛刀家のウォルター・コンプトンが発見し、照国神社に戻された。 身幅が広く腰反りが高い豪壮な太刀で、刃文は備前らしい華やかな丁子乱れを焼く。 

この国宝を観るには

現在は、照国神社に近い「鹿児島県歴史資料センター黎明館」に寄託されており、毎年1・8月に公開されることが多い。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-541
【指定番号】00244-00
【指定名称】太刀〈銘国宗/〉
【ふりがな】たち〈めいくにむね〉
【員数】1口
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】長81.3cm、反2.6cm、元幅3.3cm、先幅2.2cm、切先長3.6cm、茎長23cm
【品質・形状】鎬造、庵棟、身幅は広く、切先猪目、腰反り踏張が強い。鍛板目、肌立ちごころ、地沸厚く総体に乱れ映り立ち、地景、地斑交る。刃文は匂深く丁子乱れ互の目交り足よく入り
【所在地】鹿児島県歴史資料センター黎明館
【所有者】照国神社
【国宝指定日】1964.05.26
【説明】鎌倉時代の備前派の刀工国宗の作刀には、日光東照宮にも国宝があるが、これはそれと並ぶ最優秀作で、堂々とした形姿に加えて保存もきわめて良い。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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