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国宝-工芸|黒漆七絃琴[東京国立博物館]

国宝DB-工芸

国宝『黒漆七絃琴』

唐時代の中国で制作された七弦琴(しちげんきん)で、現在一般的に琴(こと)と呼ばれる13弦の箏とは異なり、弦は7本のみで琴柱は使用しない。 弦を指で押さえて音色の調整をするために、上面には「徽(き)」という丸い印があり、本品では白い貝が埋め込まれている。 琴(きん)は、平安時代中期頃にはあまり演奏されなくなった。

内部に「開元十二年歳在甲子 五月五日於九隴縣造」と書かれており、開元12年(724年)に四川省成都に近い「九隴県」で作られた。 製造年がはっきりした七絃琴では世界最古のもので、開元23年に作られた正倉院宝物の「金銀平文琴」よりも古い。

国宝『黒漆七絃琴』東京国立博物館 法隆寺宝物館
国宝『黒漆七絃琴』東京国立博物館 法隆寺宝物館
国宝『黒漆七絃琴』東京国立博物館 法隆寺宝物館

この国宝を観るには

所蔵館である東京国立博物館の法隆寺宝物館で時々展示されるが、期間は短めで回数も多くない。

公開履歴

2022/10/18~12/11 東京国立博物館 150周年「国宝 東京国立博物館のすべて
2021/8/24~9/12 京都国立博物館「京の国宝
2020/10/6~11/29 東京国立博物館 法隆寺宝物館
2019/10/22~12/15 東京国立博物館 法隆寺宝物館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-00545
【指定番号】00246-00
【種別】工芸品
【指定名称】黒漆七絃琴〈/(法隆寺献納)〉
【ふりがな】こくしつしちげんきん
【員数】1張
【国】中国
【時代・年】唐時代
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1965.05.29
【説明】唐の開元十二年(七二四)五月五日に中国の九隴県(現在の四川省成都府彭県)で造られた旨の銘がある。桐材、総体を黒漆で塗り、螺鈿円文のおさえどころを嵌装【がんそう】している。正倉院宝物中の平文【ひようもん】琴とともに唐代名琴として知られるもので、器形整然、かつ保存状態も良好である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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