法華経一品経[慈光寺/埼玉]

法華経一品経[慈光寺/埼玉]

国宝『法華経一品経(慈光寺経)』

経の章節のことを「品(ほん)」と言うが、法華経8巻は28品あり、それを1巻ずつにしたものが「一品経」で、慈光寺に伝わる一品経は付属の巻も合わせて33巻が揃っている。

平安から鎌倉時代にかけて、供養のために縁者が1巻ずつ写経する事がよく行われた。 本品は後鳥羽上皇が太政大臣だった藤原良経の死を悲しみ、中宮宜秋門院を中心に当時の高位の貴族や僧侶が写経をしたもの。 目録が付いているので誰が何巻を書写したかが分かっている。

埼玉県比企郡にある天台宗の寺院「慈光寺」に伝わったので「慈光寺経」と通称される。 国宝の平家納経や久能寺経などと同じ「装飾経」で金銀箔が散らされた大変豪華なもので、巻ごとに装飾が異なる。

この国宝を観るには

現在は東京国立博物館に寄託されており、数年に一度程度は同館で公開される。 所有者の慈光寺にはレプリカが展示されている。

2019/8/20~9/23 奈良国立博物館「珠玉の仏教美術(通常展)」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-603
【指定番号】00061-01
【種別】書跡・典籍
【指定名称】法華経一品経
【ふりがな】ほけきょういっぽんぎょう
【員数】33巻
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【所有者】慈光寺
【国宝指定日】1954.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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