国宝『三帖和讃』親鸞筆
和讃(わさん)とは、仏や祖師を讃えるために日本語で作られた賛歌で、七五調の4句で構成される。 浄土真宗を開いた親鸞の作で、浄土和讃、浄土高僧和讃、正像末法和讃の3帖で構成されるため「三帖和賛」と呼ばれる。 親鸞の晩年に書かれたもので、浄土和讃と浄土高僧和讃は高弟が清書したものに親鸞が加筆し、正像末法和讃は親鸞の自筆本が残る。
三重県津市にある、浄土真宗高田派の総本山「専修寺」に伝わったもので、同寺には国宝『西方指南抄』など、親鸞の直筆による経典や文書が多数伝わっている。
寺外での公開履歴
2024/10/8~11/4 仙台市博物館「親鸞と東北地方の念仏」
2023/6/13~6/18 三重県総合博物館「親鸞と高田本山」
2023/3/25~5/11 京都国立博物館「親鸞-生涯と名宝」
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-696
出典:国指定文化財等データベース一部抜
【指定番号】00177-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】三帖和讃〈親鸞筆/〉
【ふりがな】さんじょうわさん
【員数】3冊
【国】日本
【時代・年】鎌倉時代
【作者】親鸞
【所有者】専修寺
【国宝指定日】1953.11.14