智証大師諡号勅書 小野道風筆[東京国立博物館]

智証大師諡号勅書 小野道風筆[東京国立博物館]

国宝『智証大師諡号勅書』

正式名称は『円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書』で、延暦寺の最高位で三井寺の再興にも尽くした「円珍」という僧侶が亡くなった後に、「法印大和尚位」という僧侶の位と、「智証大師」という諡号を贈るという天皇からの勅書。

智証大師諡号勅書 小野道風筆[東京国立博物館]

これは小野道風が34歳の時に書かれたもので、日本独特の書道の様式「和様」と呼ばれるスタイルを作ったとも言われる小野道風らしい重厚な筆跡。  紙は縹色という薄い青色に染められた紙で 、勅書(=天皇の命令)なので「天皇御璽」の印が多数押されている。

小野道風とは

清書したのが「小野道風」で、花札の雨の札に描かれている人物。 醍醐天皇から冷泉天皇まで4代の天皇に仕え、宮中の文書を書くことが仕事だった。 空海などの三筆の後の平安時代中期の能書家3人、小野道風・藤原佐理・藤原行成で「三跡」と呼ばれる。

智証大師諡号勅書 小野道風筆[東京国立博物館]

※このページの画像は「研究情報アーカイブズ」のものを使用しています。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-780
【指定番号】00005-00
【種別】古文書
【指定名称】円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書〈(縹紙)/(延長五年十二月廿七日)〉
【ふりがな】えんちんぞうほういんだいおしょういならびにちしょうだいししごうちょくしょ
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】延長5年(927年)
【作者】小野道風筆
【所在地】東京国立博物館
【重文指定日】-
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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