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国宝-古文書|離洛帖(藤原佐理筆)[畠山記念館/東京]

国宝DB-古文書

藤原佐理のこと

藤原佐理(ふじわらのすけまさ)は、平安中期の公家で能書家として評価が高く、小野道風・藤原行成とで「三跡」とされる。 有職読みで「さり」と読まれることもあり、その筆跡は「佐蹟」と呼ばれる。 天皇が即位の時に執り行う儀式「大嘗会」で使用する、悠紀・主基屏風の色紙形を、3代の御代で書いている。 離洛帖の他に、香川県立ミュージアム所蔵の『詩懐紙』が国宝に指定されている。

国宝『藤原佐理筆書状(離洛帖)』

この書状は、藤原佐理が正暦2年(991年)に大宰大弐(九州にある太宰府の役人)に任官し、現地に赴く途中で、摂政の藤原道隆に挨拶を怠ったことを詫びるために、甥の藤原誠信宛に書いたもの。 書き出しが「謹言 離洛之後」で始まるので「離洛帖」と通称され、佐理が得意とした草書でスピード感のある筆致である。 江戸時代前期に関白を務め一流の文化人であった近衛家熙の臨摸も共に伝わり、附指定されている。

 畠山記念館の名品 チラシより
畠山記念館の名品 チラシより

この国宝を観るには

所蔵する畠山記念館は2019年から長期休館に入っているが、それ以前からこの書状の公開はあまり多くなく、数年に1度ほどだった。

公開履歴

2021/10/9~11/7 京都国立博物館「畠山記念館の名品

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-785
【指定番号】00011-00
【種別】古文書
【指定名称】藤原佐理筆書状(離洛帖)
【ふりがな】ふじわらのすけまさひつしょじょう
【員数】1幅
【国】日本
【時代・年】991年
【品質・形状】紙本墨書、掛幅装
【附指定】近衛家熙筆臨本 1幅
【所在地】畠山記念館
【国宝指定日】1956.06.28

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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