興福寺金堂鎮壇具[東京国立博物館]

興福寺金堂鎮壇具[東京国立博物館]

鎮壇具とは

鎮壇具とは、寺院などを建立する際に地鎮のために堂宇の下に埋められたもの。 奈良時代に埋められたものは、金や玉などの財宝や金属製の鉢など調度品が多く、平安時代になると仏経典により五穀(大麦、小麦、稲、胡麻、小豆)七宝(金、銀、真珠、珊瑚、琥珀、水晶、瑠璃)が基本となった。

国宝『興福寺金堂鎮壇具』

明治7年に、興福寺中金堂の地中から発見されたもの。 堂宇を建てるときに土地の神を鎮めるために埋められたもので、他にも東大寺などで発見されている。 国宝へは一括として登録され、内容は鏡や大盤のような大きいものから、ガラス玉や砂金のような小さなものまで含まれる。  明治17年と平成13年にも須弥壇下から発見されたが、これらは興福寺の所有となり、別に国宝に指定されている。

興福寺金堂鎮壇具
興福寺金堂鎮壇具

国宝指定の内容

延金:9枚
金塊:10個
金小玉:5個
銀鋌:4枚
開元通宝銅銭:1枚
砂金:1括
和銅開珎銅銭:134枚
花枝双蝶八花鏡:1面
瑞花双鳳八花鏡:1面
金銅鋺:4口
金銅大盤:1口
銀大盤:1口
銀鋺:1口
響銅盤:2口
銀葛形裁文飾金具:1個
銀大刀柄頭:1個
銀匙:2本
銀鑷子:1本
金銅脚付杯:1口
刀子:1口
ガラス玉:514個
琥珀玉:27個
瑪瑙玉:一括
水晶玉:147個
水晶蓋付筒:1合
水晶六角柱:1個
水晶念珠:1個
舎利石:22個
黒石玉:100個
黒水晶玉:6個
青緑石玉:7個
水晶六角柱:2個

この国宝を観るには

東京国立博物館の本館1室で、一年を通して展示されている。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-857
【指定番号】00024-00
【種別】考古資料
【指定名称】興福寺金堂鎮壇具
【ふりがな】こうふくじこんどうちんだんぐ
【員数】一括
【時代・年】710年頃
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1957.06.18

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2018年9月

2018年時点では、常設展示で本館2階の2つ目のコーナー「仏教の興隆」にあります。 興福寺の地中から何度かにわけて見つかっていて、最初に発見されたものがこちらに展示してあるものだそう。 この後に発見されたものは、興福寺の国宝館に展示してありますね。

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