新・桃山の茶陶
国宝は卯花墻1点のみですが、重要文化財もいくつか出ますし、徳川美術館・藤田美術館・MOA美術館・東京国立博物館などからの出品も多くありますが、半分近くが個人蔵のものなので、観る機会が少ないものもあるのかもしれません。
他には、京都の三条中之町と下白山町から出土した焼物が出展されるようです。 三条中之町は室町から江戸にかけて焼物を売る店が集まっていたエリアだったようですね。 今、名物と呼ばれているようなものと見比べたりできるのも面白そうだなと。
この展覧会で観られる国宝
志野茶碗 銘 卯花墻[三井記念美術館]
10/30~12/4のみの展示です。
国宝に指定された、数少ない国産の焼き物の1つで、くすんだ薄いオレンジの土に、白い釉薬がかけられています。 写真よりずっと繊細な作品です。
展覧会イベント
この展示のイベントで面白そうなのが「現代茶人の茶席」というもの。 本業のかたわら茶を嗜む方々を席主として、茶席が設けられるようです。 庭園内の茶室で行われて1席¥5,000と敷居も料金も高いのですが、どんな雰囲気なのか覗いてみたいものです。 秋は庭園もキレイでしょうし、紅葉狩りも兼ねて行ってみたいです。
展覧会 概要
期間 10/20~12/16(国宝 卯花墻は10/30~12/4のみ)
拝観時間 10:00~17:00(入館は~16:30)
休館日 毎月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替、年末年始など
入館料 通常:大人¥1,300、学生(高校以上)¥1,000
割引 団体20名以上¥200引き、
交通 メトロ各線「表参道」徒歩8~10分
アクセス 東京駅・新宿駅から約30分、品川・上野・池袋から約40分
施設 庭園に茶室や石造物が点在、NEZU CAFE
国宝 那智滝図、鶉図、燕子花図、漁村夕照図、禅機図断簡布袋、観普賢経、根本百一羯磨、無量義経
イベント 企画に合わせたレクチャーや、茶席体験などあり
※訪問する時は最新の公式情報をご確認ください