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情報|斎宮歴史博物館「大来皇女と壬申の乱」2019/10/5~11/10[三重]

情報-博物館・美術館

斎宮と斎宮歴史博物館

斎宮は、伊勢神宮に奉仕する未婚の皇女(または女王)で、天皇の御代替わりや肉親の死によって退下しました。 実際に伊勢に赴いた実質的な最初の斎宮が大来皇女で、南北朝時代まで続きます。 源氏物語に出てくる六条御息所の娘「秋好中宮」も伊勢斎宮でした。

斎宮が伊勢に赴くと、神宮から10km以上離れた場所に「斎宮」を営みました。 斎宮が廃止された南北朝以降は荒廃し、場所もわからなくなっていましたが、1970年代に跡地が発見されると研究が進み、史跡跡地に「斎宮歴史博物館」が建てられました。

東雲の斎王 大来皇女と壬申の乱 展

斎宮歴史博物館「大来皇女と壬申の乱」2019/10/5~11/10

天武天皇の皇女「大来皇女(おおくのひめみこ)」は、天武天皇が壬申の乱に勝利した後に、伊勢の斎宮として遣わされます。 弟「大津皇子」の死を悼む哀悼歌を詠んでおり、万葉集に6首が残されています。 今回の展覧会は、斎宮として、歌人としての大来皇女を追い、最新の発掘調査の成果なども展示されるようです。

斎宮歴史博物館「大来皇女と壬申の乱」2019/10/5~11/10

この展覧会で観られる国宝

国宝『崇福寺塔心礎納置品

壬申の乱後に遷都された、滋賀県の「大津宮」を守護していた「崇福寺」跡から発見された舎利・舎利容器と宝物類です。 3cmほどの瑠璃(ガラス)製の舎利壺が、金・銀・金銅製の3つ箱に入れ子で納められていました。

国宝『文祢麻呂墓出土品』墓誌・銅箱

壬申の乱で、天武天皇方に付き戦功をあげた文祢麻呂の埋納品です。

展覧会 概要

期間:2019/10/5~11/10
休日:毎月曜(祝日は開館し、翌火曜が休館)
時間:9:30~17:00(入館は30分前まで)
料金:大人¥500、大学生¥260、高校生以下無料
公式サイト:http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/saiku/

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