鑑賞ログ|マルセル・デュシャンと日本美術@東京国立博物館 2018年10月

鑑賞ログ|マルセル・デュシャンと日本美術@東京国立博物館 2018年10月
日本美術、そして古典的なものや華やかなものの方が好きな私、デュシャンはちょっとハードル高いかな?と思いつつ、後半の「と日本美術」の少数ながらツボなラインナップに惹かれ、同時開催の「大報恩寺-快慶・定慶のみほとけ-」とセット券で行ってきました。セットですが別日でも使えて¥2,000なのでオススメですよ!

  

デュシャン展は、一部作品を覗いて全て写真撮影OK! 写真を撮ることを前提かな?という展示な気もします。

展示は年代を追っていて、デュシャンの作品のうつり変わりを見せてくれます。 子供時代のデュシャンや育った風景の写真から始まり、若い頃の絵画がこの時代らしくキュビズム。 いわゆる「画家」時代が10年くらいあったんですね。その次のコーナーは「レディメイド」な頃です。 私が持っていたわずかなデュシャンのイメージがそこに。 「泉」や「瓶乾燥器」など「見たことあるアレ」がありました。

その後は、なぜかチェスを職業にしようとしたり、「ローズ・セラヴィ」という女性の別人格で活動したり。 思うところがあったのか、疲れてしまったのか、芸術家の胸の内はわかりませんが「何を考えていたんだろう」と思いながら眺めました。

そして、後半は日本美術。 デュシャンのレディメイドとか、人物など誇張して書いたところなどの特徴を、実際の日本美術でみせていきます。 はい、がぜん元気とやる気が出てきます(デュシャン先生すいません)

こんな有名な浮世絵とか、国宝も2点(1点は前半のみ)出展されていますが、それらも撮影OK! 国宝の『平治物語絵巻 六波羅行幸巻』は10/28までの展示。

平治物語絵詞(六波羅行幸巻)[東京国立博物館]

はじめて観たこの寿老人は「模倣」のテーマで展示されていましたが、そんな事より足元の鹿ちゃんの目つきの方が気になって気になって(笑) 雪舟(伝ですが)って水墨画だけかと思っていたら、こんなのも描いてたんですね。 10/30以降は宗達の「龍図」に変わるらしく、そちらも気になる。 誰か撮影してUPしてくれるかな。

次はお待ちかねの琳派コーナー。 期間中ずっと展示の国宝『舟橋蒔絵硯箱』

舟橋蒔絵硯箱 本阿弥光悦作[東京国立博物館]

10/28で展示終了の桜山吹図屏風。 もう「琳派とは」の授業で出てきそうなやつです。 華やかでいいですね~ 10/30からは、光悦の「摺下絵和歌巻」に変わるようです。

出品リストを見なおして「第一章」だったという事に気付いた「400年前のレディメイド」コーナー。 「黒楽茶碗」と、賛否両論?とウワサの「デュシャンしゃんと利Qはん」で利Qはんが頭に乗っけてる「花入 銘園城寺」もあります。 あ、私はデュシャンしゃんと利Qはん大好きなんですよ(笑)フォローもしています。

これを読まれた方は、日本美術多め?と思うかもしれませんが、日本美術はオマケです。 分かる方はデュシャンの世界を満喫して下さい。 そして私にもいつか「あの頃はぜんぜんピンとこなかったんだよ~」って言える日が来ますように。

10/2~10/28
平治物語絵巻 六波羅行幸巻
10/2~12/9
舟橋蒔絵硯箱 』光悦作

 

マルセル・デュシャンと日本美術展 東京国立博物館 基本情報
WEB    https://www.tnm.jp/
住所   東京都台東区上野公園13-9
開館時間 9:30~17:00、金土は~21:00(入館は30分前まで)変更や延長あり
休館日  毎月曜日、年末年始
観覧料  大人¥1,200、大学¥900、高校¥700
セット券 大報恩寺展(通常¥1,400)とセットで¥2,000
会員   メンバーズプレミアムパス 1年間¥5,000で特別展チケット4枚と本人の通常展無料、他割引特典など
交通   JR各線「上野」駅公園口徒歩10分
バス   上野駅入谷口から台東区のバス「めぐりん」で「東京国立博物館」前に着きます。¥100
施設   カフェ、レストラン、季節により庭園開放あり
国宝   多数。常時国宝の展示あり
イベント ほぼ毎日あり
※訪問する時は最新の公式情報をご確認ください

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