尾形光琳の燕子花図‐寿ぎの江戸絵画‐
根津美術館が所蔵する国宝『燕子花図(かきつばたず)』をメインにして、燕子花図を3つの角度から考える企画展です。 第一章は「王朝文化への憧れ」、第二章は「草花を愛でる」、第三章は「名所と人の営みを寿ぐ」となっており、それぞれのテーマに沿った屏風などが出展されます。
根津美術館では、1Fで企画展を開催し、2Fは青銅器や茶道具の展示が同時開催されます。 今回は、展示室5で「机上を彩る箱」として硯箱などが、展示室6では「風薫る茶席」として茶道具が展示されます。 茶道具は季節にあったものが選ばれ、実際に茶室風の展示コーナーに設えられるので、トータルコーディネートで観られ、わからないながらも茶の湯の奥深さに触れることができます。
この展覧会で観られる国宝
燕子花図 尾形光琳筆
庭園の池に群生する燕子花と共に、根津美術館の顔ともいえる屏風です。 金地に燕子花だけが描かれた屏風は実に琳派らしく、デザイン性も高いので青山という場所にもぴったりです。
展覧会 概要
期間:2019/4/13~5/12
拝観時間:10:00~17:00(入館は~16:30)
休館日:毎月曜日(祝日の場合は翌平日)、展示替、年末年始など
入館料:大人¥1,300、高校以上¥1,000
公共交通:メトロ各線「表参道」徒歩8~10分
アクセス:東京駅・新宿駅から約30分、品川・上野・池袋から約40分
施設:庭園に茶室や石造物が点在、NEZU CAFE
所蔵国宝:那智滝図、鶉図、漁村夕照図、禅機図断簡布袋、観普賢経、根本百一羯磨、無量義経
イベント:企画に合わせたレクチャーや、茶席体験などあり
※訪問する際は最新の公式情報をご確認ください
公式サイト:http://www.nezu-muse.or.jp/