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特集|国宝の除夜の鐘

特集・まとめ・資料

鐘が撞ける・音色が聞ける

円覚寺[神奈川]『梵鐘 正安三年八月、大工大和権守物部国光在銘

総高259.1cm 竜頭高54cm 笠形高15.7cm 肩以下189.4cm 口径142.4cm 
北条貞時が正安3年(1301年)に寄進したもので、洪鐘(おおがね)と呼ばれ、 現在も高台にある鐘楼にある。
除夜の鐘は僧侶が撞くのを近くで聞くことが出来る。
僧堂でも鐘が撞かれ、一般も参加できる。4名程度1組で整理券制。

国宝『梵鐘』円覚寺

建長寺[神奈川]『梵鐘 建長七年二月廿一日、大工大和権守物部重光在銘

総高207.2cm、竜頭42.7cm、笠形10cm、肩以下高154.5cm、口径124.5cm 
建長寺創建当時からの鐘で、建長7年(1255年)の銘がある。
除夜の鐘は、僧侶によって18つは国宝の鐘が撞かれる。
その後は西来庵の鐘で一般も参加可能。数の制限なし

国宝『梵鐘』建長寺

東大寺[奈良]『梵鐘

総高386cm、口径276.6cm、口厚24.2cm
大仏開眼の年に鋳造された鐘で「大鐘(おおがね)」「奈良太郎(ならたろう)」と呼ばれる。
現在でも毎日撞かれており、除夜の鐘は一般でも参加可能で、22:30頃から整理券が配られ8名1組で鐘を撞く

国宝『梵鐘』東大寺

観世音寺[福岡]『梵鐘

総高159.4cm、竜頭高35.4cm、笠形高5.5cm、肩以下高118.5cm、口径86.4cm
同じく国宝である妙心寺の鐘とサイズがほぼ同じで兄弟鐘といわれる。
除夜の鐘は、最初と最後は僧侶が撞くが、途中は一般が参加可能。整理券

国宝『梵鐘』観世音寺

見学のみ(大晦日は不可のものも含む)

劔神社[福井]『梵鐘 銘劔御子寺鐘神護景雲四年九月十一日』

総高110cm、龍頭高13.6cm、笠形高7.9cm、口径74cm
神護景雲4年(770年)の銘があり奈良時代の鋳造。
越前町織田文化歴史館に寄託され、開館日は常時拝見できる

妙心寺[京都]『梵鐘 戊戌年四月十三日在銘』

総高115.7cm、竜頭高19.7cm、笠形高4.5cm、肩以下高97cm、口径55.3cm
比叡山西塔の鐘として天安2年(858年)に鋳造され、京都の大雲寺などを経て1998年に佐川美術館の所蔵となる。特別展などで公開

平等院[京都]『梵鐘』

高199.1cm、口径123.6cm
鳳凰堂と同じ頃の鋳造と考えられ、天人や唐草模様などが浮き彫りされており 「姿の平等院」として「三名鐘」にも数えられる。
現在は鳳翔館(宝物館)に入っており、現在、鐘楼には複製がかけられている。

当麻寺[奈良]『梵鐘

総高150.6cm、龍頭高26.7cm、笠形高7.6cm、肩以下高116.3cm
鋳造年は不明だが、白鳳時代のものと思われ日本最古級。
現在でも鐘楼に吊るされているが、高いところなので下から見上げる形。
国宝の鐘ではないが「奥の院」で一般でも除夜の鐘が撞ける。

国宝『梵鐘』當麻寺

栄山寺[奈良]『梵鐘 道澄寺、延喜十七年十一月三日在銘』

高155cm、口径89.7cm
作られた延喜17年(917年)と、菅原道真撰、小野道風書と伝わる銘文がある。
鐘楼に吊るされており、間近で観ることが出来る

通常非公開

常宮神社[福井]『朝鮮鐘 太和七年三月日菁州蓮池寺鐘在銘』

総高112cm、竜頭高22.4cm、口径66.7cm、口厚6cm
新羅で933年に鋳造された鐘で、豊臣秀吉の命により大谷吉継が奉納したもの。
現在は宝物館に収蔵されており非公開。

佐川美術館[滋賀]『梵鐘 延暦寺西宝幢院鐘、天安二年八月九日鋳在銘』

総高151cm、竜頭高27.6cm、身高118、口径86cm
製作年が判明しているものでは最古の鐘で、現在は法堂の中に保管されている。
法堂の見学をすると録音された鐘の音色を聞くことが出来る。

神護寺[京都]『梵鐘 貞観十七年八月二十三日冶工志賀部海継在銘』

高147.6cm、口径80.3cm
橘広相、菅原是善、藤原敏行が関わっており「三絶の鐘」と言われる。
「日本三名鐘」の1つで、二階建ての鐘楼にかかっており非公開。

興福寺[奈良]『梵鐘 神亀四年十二月十一日鋳在銘』

総高149.0cm 竜頭高26cm 口径90.3cm
国宝の梵鐘は、現在は仮講堂に安置されており、通常非公開。
除夜の鐘は、南円堂と菩提院大御堂で一般参加可能

西光寺[福岡]『梵鐘 承和六年、伯耆国金石寺鐘在銘』

総高136.3cm、口径77.5cm
梵鐘に「承和六年」の銘が入っており、839年のものだとわかる。
伯耆国金石寺の鐘として作られ、出雲大社や出雲の多福寺や松林寺を経て明治期に西光寺の所有となる。
現在は収蔵庫に入っており、ガラス越しに見ることが出来る

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