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情報|泉屋博古館「瑞獣伝来 ―空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」2020/9/12~10/18[京都]

情報-博物館・美術館

泉屋博古館のこと

京都鹿ケ谷に本館が、東京六本木に分館がある「泉屋博古館(せんおくはくこかん)」は、住友家のコレクションを保管・公開する博物館です。 住友家15代当主の「住友春翠(友純)」は公家の徳大寺家の出身で、東山天皇の6世の子孫にあたります。 男兄弟が多く、友純は住友家の婿に入る形で養子に出ましたが、次兄は幼少から西園寺家に養子に入り総理大臣になった公望です。

春翠は、茶人、文化人としても名を馳せ、特に古代中国の青銅器や鏡を蒐集しました。 このコレクションは内容も数も充実しており、これを収蔵するために、昭和45年(1970年)財団法人と博物館が設立されました。 春翠は東洋文化だけでなく西洋絵画などにも造詣が深く、収蔵品は多岐にわたるので、本館分館あわせて年間10近くある展覧会も、幅広いジャンルが楽しめます。 ちなみに、泉屋(せんおく)は住友家の屋号だったようです。

瑞獣伝来 ―空想動物でめぐる東アジア三千年の旅

今年は泉屋博古館が開館してから60周年にあたります。 春と晩秋には記念名品展が、それに挟まれる今回は記念特別展として「瑞獣伝来―空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」が開かれます。

泉屋博古館「瑞獣伝来 ―空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」チラシ

「瑞」はめでたいという意味で、瑞獣は吉祥をもたらすめでたい動物のことです。 私たちの身の回りにも、お札には鳳凰、ビールには麒麟がいますし、古くは古墳の壁画に四神(玄武・朱雀・青龍・白虎)が描かれました。 そのルーツは、泉屋博古館に大コレクションのある青銅器の模様に見られるようで、日本でもなじみの深い「龍」「鳳凰」「虎」について、幅広い展示がされるようです。

泉屋博古館「瑞獣伝来 ―空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」チラシ

チラシの一番目立つところにいるのは、京都建仁寺の海北友松筆「雲龍図」です。 これはかなり大きく龍が描かれているので、近くで観るとものすごい迫力です。 その下にいるのは何とも上品な鳳凰で、サントリー美術館蔵の狩野探幽筆「桐鳳凰図屏風」です。 これは右隻と左隻が前後期に分かれて展示されるようですが、並んだところも観てみたいですね。

この展覧会で観られる国宝

線刻釈迦三尊等鏡像

この鏡は、平安時代頃の日本で作られたもので、名前の通り鏡面に釈迦三尊を中心に諸像が線刻されています。 京都の泉屋博古館は青銅器の展示室があり、特別展の時に開館されるので、こちらは比較的よく観ることができる国宝です。 ですが、今回はいつもの鏡面ではなく、鳳凰のいる背面が展示されるようです。

泉屋博古館「瑞獣伝来 ―空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」チラシ

展覧会 概要

期間:2020/9/12~10/18
時間:10:00~17:00(入館は30分前まで)
休日:月曜日(9/21は開館し、9/23が休館)
料金:一般¥800、高大生¥600、中学生以下無料

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