紫式部日記絵詞[五島美術館/東京]

紫式部日記絵詞[五島美術館/東京]

国宝『紫式部日記絵詞』

源氏物語の作者「紫式部」による日記で、1008年7月~1010年1月までの1年半に書いた日記をもとに、二百数十年後に絵巻物にされたもの。 日記が書かれた時期は、紫式部が一条天皇の中宮で藤原道長の娘「彰子」に宮仕えをしていた頃で、親王誕生の産養の儀式など華やかな場面が多い。

詞書は能書家として高名だった「後京極良経」が、絵は絵師の「藤原信実」によるとされるが、定かではない。 絵だけでなく、詞書部分も金刷箔を多用した華やかな料紙に書かれている。 画は引目鉤鼻のやまと絵で、描かれたのは執筆より後の時代だが、鎌倉時代という比較的近い時期に当時の風俗が描かれており貴重。

五島美術館に伝わる3段は、大正時代には名古屋の森川家が巻物で持っていたが、昭和に入って益田鈍翁が断簡にし、五島美術館のほか東京国立博物館などが所有している。

この国宝を観るには

所蔵する五島美術館で、毎年秋の2週間ほど公開される。

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-132
【指定番号】00126-00
【指定名称】紙本著色紫式部日記絵詞〈絵三面/詞三面〉
【員数】6面
【時代】鎌倉時代   
【所在地】五島美術館(東京都世田谷区上野毛3-9-25)
【所有者】東京急行電鉄株式会社
【国宝指定日】1956.06.28

出典:国指定文化財等データベース一部抜

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2018年10月 

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