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国宝-彫刻|弥勒菩薩半跏像(宝冠弥勒)[広隆寺/京都]

国宝DB-彫刻

国宝『弥勒菩薩半跏像』

太秦の広隆寺には、国宝に指定された弥勒菩薩像が2躯あり、1951年に国宝に指定された像は、頭上に冠を戴くことから「宝冠弥勒」と呼ばれる。 もう1点は、頭上に髷を結い、手を目元にあてているので『宝髻弥勒・泣き弥勒』と呼ばれる。 像高125cmほどのアカマツの一木造りで、右足を左にかける半跏に曲げた右ひじを上に乗せ、右手先は口元近くで印を結ぶ。 飛鳥時代の作とされるが、大陸からもたらされたとする説もある。

この像は、しばしば「国宝第1号」と紹介されるが、現在の文化財保護法下での第1回目の国宝指定時(1951年6月9日)に指定された国宝彫刻の中で1番に割り当てられたものである。 建造物は中尊寺金色堂、絵画は東京国立博物館の普賢菩薩像など、各種別ごとに1号が存在する。

この国宝を観るには

広隆寺の最奥、太秦映画村に隣接して建てられる「霊宝殿」で常設展示されている。

時間:9:00~17:00(冬期は~16:30)
料金:一般¥800、高校生¥500、小中生¥400

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-163
【指定番号】00001-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造弥勒菩薩半跏像
【ふりがな】もくぞうみろくぼさつはんかぞう
【員数】1躯
【国】日本
【時代・年】飛鳥時代
【所有者】広隆寺
【国宝指定日】1951.06.09

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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