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国宝-工芸|大太刀 無銘 伝豊後友行[大山祇神社/愛媛]

国宝DB-刀剣

国宝『大太刀 無銘 伝豊後友行』

無銘だが、豊後(現在の大分県)の刀工「友行」の作だとされる大太刀で、刃長だけで180cmという大きさ。 大太刀は、鎌倉~南北朝時代の豪壮な刀剣が好まれた時代に流行し、別名「野太刀」とも呼ばれた。 湊川の戦いで楠木正成を討ったとされる、大森彦七の愛刀だったと伝わる。 革の拵「野太刀拵」が、附として国宝に指定されている。 

大山祇神社のこと

瀬戸内海に浮かぶ「大三島」にあり、社伝によると仁徳天皇の御代に創建されたといい、伊予国の一の宮とされた。 全国の山祇神社や三島神社の総本社で、海や戦の神とされる大山積神をまつるため武門の信仰が厚く、多数の奉納品が伝わっている。

大山祇神社[愛媛県大三島]

この国宝を観るには

本殿の隣に「宝物館」があり、原則として開館時間内はいつでも観ることができる。 宝物館では、8件の国宝全てが原則として常時展示されている。 写真撮影は禁止。

宝物館で観られる国宝

紺絲威鎧(兜・大袖付)
赤絲威鎧(大袖付)
紫綾威鎧(大袖付)
沢瀉威鎧(兜・大袖付)
牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵
禽獣葡萄鏡
大太刀 銘 貞治五年丙午千手院長吉
大太刀 無銘 伝豊後友行 ※このページ

大山祇神社 宝物館

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-518
【指定番号】00222-00
【指定名称】大太刀〈無銘伝豊後友行/〉
【ふりがな】おおたち〈むめいでんぶんごともゆき〉
【員数】1口
【時代・年】南北朝時代
【作者】伝豊後友行
【附指定】野太刀拵
【所有者】大山祇神社
【国宝指定日】1958.02.08

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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