刀 無銘貞宗(名物亀甲貞宗)[東京国立博物館]

刀 無銘貞宗(名物亀甲貞宗)[東京国立博物館]

相州貞宗

相州(相模国=現在の神奈川)の刀工で、鎌倉時代末頃~南北朝時代に活躍した。 相州伝を代表する名工「正宗」の子(養子との説もある)で、彦四郎の名もある。 正宗よりもややおとなしい作風で、亀甲貞宗の他に短刀3口が国宝に指定されている。

刀 無銘貞宗(名物亀甲貞宗)[東京国立博物館]

国宝『亀甲貞宗』

相州貞宗による「刀」で、銘は入っておらず、茎(なかご=手に持つ部分)に「亀甲菊花文」が彫られているので、この通称で呼ばれている。 徳川吉宗が、刀剣の研磨や鑑定生業とした本阿弥家に命じて作らせた「享保名物帳」にも掲載されている。

刀 無銘貞宗(名物亀甲貞宗)[東京国立博物館]

徳川5代将軍の綱吉が尾張藩邸へ「御成」になる時の献上品として、当時所有していた南部藩から買い求め、尾張徳川家から将軍家へ献上された。 戦後に実業家の渡邊三郎氏に渡るまで、徳川宗家が所有していた。

刀 無銘貞宗(名物亀甲貞宗)[東京国立博物館]

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-547
【指定番号】00248-00
【種別】工芸品
【指定名称】刀〈無銘貞宗(名物亀甲貞宗)/〉
【ふりがな】かたな〈むめいさだむね(めいぶつきっこうさだむね)〉
【員数】1口
【時代・年】鎌倉時代
【作者】貞宗
【国宝指定日】1965.05.29
【説明】鎌倉時代末の名工貞宗の作刀のうち、穏やかで気品の高い作風を示す代表作で、すでに国宝に指定されている短刀三口に劣らぬ健全なできである。大磨上【おおすりあげ】の後に刻まれた亀甲花文によって亀甲正宗と名づけられ、名物帳に載せられている。徳川将軍家伝来。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

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