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国宝-工芸|太刀 銘 国行(明石国行)[刀剣博物館/東京]

国宝DB-刀剣

国宝『太刀 銘 国行(明石国行)』

山城国(現在の京都府)「来派」の刀工「国行」による太刀で、鎌倉時代中期頃の作だと考えられる。 「國行」と銘が切られており、峰(棟)に彫られた「樋(ひ)」の先は「三鈷」が彫られている。

明石松平家に伝来したもので「明石国行」の号があり、来派の国行で国宝に指定されたのはこの1点のみ。 所蔵館である刀剣博物館には、国宝の『太刀 銘 国行』がもう1点あるが、そちらは当麻派の国行によるもので別人の作である。

太刀 銘国行(来派)[刀剣博物館/東京]
太刀 銘国行(来派)[刀剣博物館/東京]
太刀 銘国行(来派)[刀剣博物館/東京]

来派のこと

来派は、山城国でおきた刀工の一派で、創始は鎌倉時代中期の「国吉(くによし)」だが、京都東寺の観智院に伝わった「銘尽(めいづくし)」という刀剣に関する記録には「非鍛冶」とあり、作品も現存しないので、子の「国行」が実質の初代とされる。 国吉またはその祖先が、高麗からの渡来人という説もある。

この国宝を観るには

刀剣博物館の企画展示や、他館への貸し出しで、年に1~2度程度は公開される。

公開履歴

2021/7/3~8/1 姫路市立美術館「日本の心象 刀剣、風韻、そして海景」
2020/10/31~12/14 大阪歴史博物館「埋忠〈UMETADA〉桃山刀剣界の雄
2019/4/13~6/30 刀剣博物館「日本刀の見方 パート1姿」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-388
【指定番号】00100-00
【指定名称】太刀〈銘国行/〉
【ふりがな】たち〈めいくにゆき〉
【作者】国行
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】長二尺五寸二分弱、反一寸五厘、元幅九分八輪、先幅六分八厘 鋒長一寸、茎長六寸八分五厘
【品質・形状】鎬造、庵棟、腰反高く踏張あり、鋒猪首。鍛小板目、地沸つく。刃文小乱丁子交り、足葉入り、小沸つく。帽子乱込み、小丸、僅かに掃かけ、彫表裏に棒樋、表掻流し、裏掻通し、表裏樋中腰に三鈷剣の浮彫がある。茎生ぶ、栗尻、鎬目切、目釘孔三、在銘。
【所在地】刀剣博物館
【国宝指定日】1953.03.31
【説明】来国行の作で作風をよく示し、地刃が健全である。同作には棒樋以外の彫刻は稀有である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2019年6月

刀剣博物館「日本刀の見方 パートⅠ姿」で鑑賞

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