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国宝-書跡典籍|翰苑 巻第卅[太宰府天満宮/福岡]

国宝DB-書跡・典籍

国宝『翰苑』

翰苑(かんえん)は、中国唐時代の初期に張楚金によって記され、雍公叡が注を加えた書物で、現存するのは太宰府天満宮に第30巻「蕃夷部」が伝わるのみで、中国ではすでに失われている。 物事をジャンルごとに分けて編纂する「類書」と呼ばれる百科事典のような様式で、引用した書物の名前には現存しないものも含まれ、貴重な資料となっている。 平安時代に書かれた写本で、誤字や脱字が多いが、日本について書かれた部分は魏志や後漢書に無い内容もある。 菅原道真の子孫である公家の高辻家から分家し、太宰府天満宮の宮司を務める「西高辻家」から発見された。

この国宝を観るには

あまり公開が多くないが、太宰府天満宮の宝物館で公開されたり、博物館での特別展などに出展されることがある。

公開履歴

2021/12/7~12/19 大野城心のふるさと館「筑紫の至宝~国宝 翰苑の世界~」
2018/12/8~2019/1/19 太宰府天満宮 宝物館「応天の門」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-717
【指定番号】00202-00
【種別】書跡典籍
【指定名称】翰苑巻第卅
【ふりがな】かんえんまきだいさんじゅう
【員数】1巻
【国】日本
【時代・年】平安時代
【所有者】太宰府天満宮
【国宝指定日】1954.03.20

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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