中空土偶[北海道]

中空土偶[北海道]

国宝『中空土偶』

昭和50年に現在の函館市の畑から発見された土偶。 この土偶が発見された「著保内野(ちょぼないの)遺跡」からは他にも勾玉や装飾品などが発見されており、集団墳墓だったと考えられている。

中空土偶とは、中は空洞で薄く作られる土偶で、その中でも特に薄造りで細工も細かく傑作だといわれている。 高さが約40センチあり、中空土偶のなかでは大型な方である。

体部分、特に方から胸部分と下半身には模様が入っており、顎にはヒゲまたは刺青だと思われる模様も入る。 発見された頃の地名は南茅部町(現在は茅部地区と呼ばれる)なので地名の「茅」と、中空の「空」をとって「茅空(かっくう)」という愛称がある。

この国宝を観るには

函館市縄文文化交流センターで常設展示(貸出時等を除く)

函館市縄文文化交流センター

時間:9:00~17:00(11~3月は~16:30)
休日:毎月曜日、最終金曜日、年末年始
料金:大人¥300、学生・児童¥150、幼児無料
バス:JR函館駅から6番乗り場「川汲経由鹿部」行き「臼尻小学校」バス停から徒歩15分

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-9985
【指定番号】00042-00
【指定名称】土偶/北海道函館市著保内野遺跡出土
【よみかた】どぐう/ほっかいどうはこだてしちょぼないのいせきしゅつど
【時代・年】縄文時代
【出土】北海道函館市著保内野遺跡出土
【所在地】函館市縄文文化交流センター
【重文指定日】1979.06.06
【国宝指定日】2007.06.08
【解説】本土偶は亀田半島北部で、昭和50年に畑の耕作中に発見されたものである。いわゆる中空土偶であり、頂部に小突起をもつ。肩部は左右に大きく張り、胴部は括れ両足を併行して立つ形状であるが自立しない。膝下部で両足を筒で連結する。

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ 2018年8月

東京国立博物館「縄文展」
他の国宝土偶もだが、思っていたよりも大きかった。金曜の夜間開館で空いていたのでじっくり鑑賞。あごや胸などかなり細かい模様がついている。爪楊枝とかヘラみたいなもので作っていったのかな?という感じ。あごの模様はひげ?顔の刺青?

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