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情報|北海道博物館「北の縄文世界と国宝」2023/7/22~10/1[北海道]

情報-博物館・美術館

北の縄文世界と国宝 展

2022年11月に『北海道白滝遺跡群出土品』が国宝に指定されることが発表され(正式な国宝指定日は2023/6/27)北海道の国宝は著保内野遺跡から出土した『中空土偶』とで2件になりました。 どちらも縄文時代の考古資料で、この2件以外の縄文時代の国宝も東北~甲信越と日本列島の東日本に集中しています。

この展覧会では、新国宝の『白滝遺跡群出土品』と『火焔形土器』が期間を通して公開されるほか、函館の『中空土偶』、山形の『縄文の女神』、長野県茅野市の『仮面の女神』『縄文のビーナス』の4つの国宝土偶が公開されます。 土偶は展示期間が短めなので、お目当てのある方はスケジュールを要チェックです。

土偶は不思議な造形や模様も興味深いのですが、土の質感にかなり違いがあって、雲母が入っていたりマットだったり、写真ではなかなか伝わりづらいことがあるので、ぜひ実物を観て頂きたいです。

北海道博物館「北の縄文世界と国宝」チラシ

この展覧会で観られる国宝

火焔形土器・王冠型土器[十日町市博物館/新潟]

通期(7/22~10/1)

口縁部の模様が炎のように見えるので「火焔型土器」と呼ばれる土器と、同じくコインのような模様から「王冠型土器」と呼ばれる土器は、信濃川に近い山麓から出土した57点の土器が1件の国宝として指定されています。 装飾性が高いので祭祀などに使ったかと思いきや、食物の成分が内部から検出されたりと、どうも実用で使っていたようです。 これだけ個性的な模様だと、自分の家の土器がどれか分かりやすくて便利そうですよね。 

北海道白滝遺跡群出土品[遠軽町埋蔵文化財センター/北海道]

通期(7/22~10/1)

この新しい国宝は、武器や刃物として使われた「石器」で、マグマが一定の条件下で急速に冷えて出来たガラス質の火山岩「黒曜石」から作られています。 切れ味のよい刃物になるので世界中で黒曜石の石器が作られていて、日本では北海道や長野などで産出されて、貿易によって各地から出土しています。 目的によってか、大きさや形が様々ですので、ぜひこの機会に新国宝にお目にかかってください。

中空土偶(茅空土偶[函館市縄文文化交流センター]

7/22~9/30に公開

開幕からなぜか閉幕の1日前まで展示される中空土偶は、普段は函館市縄文文化交流センターで公開されています。

名前の通り内部が空洞で、なんとなく備前焼を思わせるような質感をしていて、以前観たときはイメージよりも大きくて驚きました。 顔や身体に刺青のような細かい模様が入っていて、はっきりと女性とわかる土偶が多い中で、これは男女の判別がつかない不思議な土偶です。

国立歴史民俗博物館の複製品

土偶(仮面の女神)[茅野市尖石縄文考古館/長野]

8/31~9/9に公開

下半身にボリュームがあるこの土偶は、逆三角形の仮面をつけているので「仮面の女神」の名前で呼ばれています。 写真だけだと顔が三角形をしているように見えますが、上や横から見るとはっきりと仮面を付けていることがわかります。 左肩から右脇腹に向かって模様が入っていて、着物のあわせのように見えるのは当時の衣服でしょうか。

土偶(縄文の女神)[山形県立博物館]

8/31~9/9に公開

私の押し土偶がこちらの「縄文の女神」で、マットなテラコッタ風の地をしていて、ベルボトムを履いたスーパーモデルのような抜群のスタイルです。 頭や胸はかなりデザイン化されていて、背中から豊かなお尻のカーヴィー具合がとても魅力的です。 くびれながらもお腹がとがっているのは妊娠の表現でしょうか? 現在アートと言われても信じてしまう造形で、これが5千年も前に作られたということが信じられません。

国立歴史民俗博物館の複製品

土偶(縄文のビーナス)[茅野市尖石縄文考古館/長野]

9/15~10/1に公開

全体的に丸みの多い土偶で、お腹がふっくらしているのは妊婦の表現だといわれています。 こちらは土に雲母が多く入っていて、近くで観るとキラキラと光ってとても美しいんです。 腕などはデフォルメされているのに、頭部(被り物?)には細かい模様が入っていたり、見どころの多い土偶です。

展覧会 概要

期間:2023/7/22~10/1
休館:月曜日(9/18は開館して9/19が休館)
時間:9:30~17:00(入館は30分前まで)
料金:一般¥1,600、小中生¥800

北海道博物館 公式サイト
北の縄文世界と国宝 展 特設サイト

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