国宝『醍醐寺文書聖教』
醍醐寺に伝わる558函69,378点もの文書類で、時代は奈良から明治まで幅広く、醍醐寺だけでなく三宝院などの子院や篠村八幡宮に伝わるものも含まれる。 書写された経典や仏画、仏教の注釈書などの他、天皇や将軍など有力者からの書状も数多く含まれる。
この国宝を観るには
季節ごとに開かれる、醍醐寺霊宝館の特別展で、毎回何点か公開されることが多い。 特別展では、国宝『薬師如来・両脇侍像』や『五重塔初重壁画』の附「旧四天柱」は毎回展示される。
醍醐寺 霊宝館 公式サイト
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-11577
出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
【指定番号】00276
【種別】書跡・典籍
【指定名称】醍醐寺文書聖教
【ふりがな】だいごじもんじょしょうぎょう
【員数】69,378点
【時代・年】奈良~明治(8世紀~19世紀)
【所有者】醍醐寺
【国宝指定日】2013.06.19
【説明】醍醐寺にまとまって伝来する聖教類と文書の内容は、醍醐寺の歴史を反映して多岐にわたっている。質量ともに、我が国の寺院に伝来する聖教類、文書中屈指のものであり、宗教史上のみならず、国文学、歴史学上にも学術的価値の高いものである。
鑑賞ログ
2018年9月
サントリー美術館「醍醐寺展」
展示リストに名前があるが、単独で国宝の登録がないものは、この文書類の一部だと思われる。 特に印象に残ったのは、信長の黒印状の「天下布武」の印、秀吉の葬儀の次第など書いたもの。 三国祖師影は各国の偉いお坊さんの記録?真言宗系のお寺が多くありました。