情報|奈良国立博物館「いのりの世界のどうぶつえん」2019/7/13~9/8

情報|奈良国立博物館「いのりの世界のどうぶつえん」2019/7/13~9/8

いのりの世界のどうぶつえん

寺院内の装飾や仏像の乗り物など、仏教美術の鳥獣をあつめた企画展示です。 ちょうど夏休み期間で「わくわくびじゅつギャラリー」として開催されるので、キッズ向けの企画のようです。 展示品は、国宝5件と重要文化財18件をはじめ、大人の鑑賞に十分耐えられそうな充実っぷりで、さすがの国立博物館です。 もちろん通常展の¥520なので、関西圏の方は交通費を使ってもお得な展示です。

奈良国立博物館「いのりの世界のどうぶつえん」

出展される国宝

中尊寺金色堂堂内具 から「金銅華鬘(迦陵頻伽文)」

期間中は通期で展示
岩手にある国宝『中尊寺金色堂』の堂内で使用されていた仏具・装飾具などが、「堂内具」として一括指定されています。 5種14点(+附指定の孔雀文磬)の中から「迦陵頻伽(かりょうびんが=極楽に住む人頭鳥身の生き物)」がついた「華鬘(けまん)」という堂内装飾が出されます。

法華経序品(竹生島経)

後期(8/20~9/8)
滋賀県の琵琶湖に浮かぶ「竹生島」には、聖武天皇の命によって行基が建てたという「宝厳寺」があります。 その宝厳寺に伝わった「法華経」は平安時代に制作された早い時期の装飾経で、料紙には鳥や蝶などが描かれています。 宝厳し寺に伝わるものは折本ですが、現在は東京国立博物館にある国宝『法華経方便本』は巻物になっています。

辟邪絵 から「栴檀乾闥婆」「神虫」「毘沙門天」

前期(7/13~8/18)
悪鬼を退治する善神を描いていて、今回は「栴檀乾闥婆」「神虫」「毘沙門天」が出展されます。 神虫なんかはどう見ても「土蜘蛛」のようで、とても善神には見えませんが。。 今回は出ませんが、屋根の上にいらっしゃる鍾馗さんの絵もあるようです。

地獄草紙

後期(8/20~9/8)
東京国立博物館で7/9~8/4に展示される国宝『餓鬼草紙』と共に、後白河法皇の宝蔵にあったという説もある絵巻です。 フライヤーの裏面に火を噴く鶏が載っているので、おそらく「鶏地獄」の部分が展示されるのではないでしょうか。

六道絵 から「阿鼻地獄」「人道不浄相」

後期(8/20~9/8)
滋賀県の「聖衆来迎寺」が所有する国宝で、15幅の掛軸がいくつかの博物館に分けて寄託されています。 今回はその中から「阿鼻地獄」「人道不浄相」が出されるようですが、ちょうど同時期に東京国立博物館でも「畜生道」「阿修羅道」が出展されるようです。

奈良国立博物館「いのりの世界のどうぶつえん」フライヤー裏面

その他の見どころ

動物型の埴輪に始まり、みんな大好き鳥獣座では文殊菩薩の獅子や普賢菩薩の像、馬頭観音や大威徳明王など、密教系の仏像がたくさん出展されます。 厳密に仏教と関係ないかもしれませんが、藤田美術館所蔵の「鳥獣戯画残欠」も観られるようですよ。

仏教関係では、涅槃図や曼荼羅など仏画もいくつか観られます。 神道からも、春日曼陀羅や獅子狛犬など、おなじみの神使が出るようです。 「どうぶつになりきる」というコーナーは舞楽面が出ていますね。 そして、国宝目白押しの「地獄のなかのいきものたち」で締めるようです。

展覧会 概要

期間:7/13~9/8
休日:毎月曜、7/16
時間:9:30~18:00(入場は30分前まで)
夜間:金土は~20:00、8/5~8・8/11~15は~19:00、8/9・10は~21:00
料金:大人¥520、大学生¥260

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