情報|教王護国寺(東寺)秋の特別公開

情報|教王護国寺(東寺)秋の特別公開
京都駅から1駅、歩いても15分くらいのところにある教王護国寺=通称「東寺」は、講堂の立体曼陀羅や毎月21日の「弘法さんの市」で有名です。 毎年、春と秋には約2ヶ月ずつ「特別公開」がありますが、2018年の秋は9/20~11/25で、宝物館では「東寺の如来・祖師像」と銘打っての展示です。 他にも国宝の「観智院」の拝観、国宝「五重塔」の初層に入れたり、あの立体曼陀羅の裏側に入れるなど、ものすごく魅力なイベントが盛りだくさんです。

東寺 2018秋期特別公開
9/20~11/25 
※展示替えがあるようです
宝物館「東寺の如来・祖師像」
国宝『兜跋毘沙門天立像』
国宝『真言七祖像』から「不空」(後期)「一行」(前期?)
国宝『東宝記』 第二 南北朝〜室町時代
国宝『観智院』公開

10/27~12/9
国宝『五重塔』初層の特別拝観
講堂「立体曼陀羅に入る」仏像21体中16体が国宝
紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観

宝物館「東寺の如来・祖師像」

東寺の宝物館は、基本的に春と秋の特別公開の時期だけ開きます。 東寺は国宝の登録数だけでも25点ととても多いのですが、複数の建物や像、書状や法具などが一括登録されているので、細かい点数で言うと莫大な数だと思われます。

宝物館は、毎回テーマのある展示で、2018年の春は「後七日御修法」、去年の秋は「観智院の歴史と美術」、そして今回は「東寺の如来・祖師像」だそうです。 名前からも予想のつく、国宝の『真言七祖像』や重文の「弘法大師像(談義本尊)」を始め、スカート風の衣が古風な国宝の『兜跋毘沙門天立像』、エキゾチックなほほえみの明時代の「阿閦如来」などなど。

写真や東寺のWebサイトでも目につくのが、今年の春に重文に指定されたばかりの「夜叉神立像」ですね。 どうやら大きさが2mもある一木造、普段は東寺の夜叉神堂に安置されているようです。 写真やサイトでは1体しか確認できませんが、雄雌(阿吽?)の2軀がそろっているようです。 もしかすると展示はどちらかのみなのでしょうか?  写真の方は腕がなく、蜂が巣くった後がたくさんあり、これが2mもあったらどんな感じなんだろう???

観智院 公開

私はまだ行ったことがありませんが、東寺の子院で国宝には「住宅」として登録されています。 今回の公開では「密教教学の中心となった子院公開」となっています。 国宝の客殿は桃山時代の書院造で茶室の「楓泉観」などもあるようです。

こちらは、宮本武蔵の「鷲の図」「竹林の図」が有名なようですね。 本尊は五大虚空蔵菩薩坐像とのことですが、これは東博の特別展に来ていたやつでしょうか???

五重塔 初層の特別拝観

日本一の高さを誇る東寺の五重塔ですが、春秋の特別公開の他にもお正月や夏冬の「京の○の旅」なんかでも公開されることが多いので、内部を拝見できる機会は多いのではないでしょうか? 何度か火災にあっていて、現在の塔は徳川家光の寄進によるもの。

塔の「内部公開」というと、扉から覗くことも多いですが、こちらはしっかり中をぐるっと一周できます。 ※2018/11/13追記 数年前から中には入れず外から覗くだけになってしまったようです。貴重な体験をさせて頂きました。

東寺と言えばの「立体曼陀羅」ですが、この塔の中も立体曼陀羅のようになっているんです。 五重塔の真ん中には「心柱」という太い柱が通っていますが、これを大日如来に見立てているようですね。 その周りには如来や菩薩像が安置されていて、壁には祖師像風の画が描かれています。 もうなんとも有り難い雰囲気!

講堂「立体曼陀羅に入る」

もう説明不要なくらいの「立体曼陀羅」、普段は講堂で曼荼羅式に並べられていて、正面を通過するような形で拝観します。 左右は回りこめるので、梵天・帝釈天はわりとぐるっと観ることができますね。 2011年の東京国立博物館での特別展では、8体ほどが来ていたので、その時はグルグルまわって後ろ姿を観たものでした。 2019年の春には21体中の15体が来るんですね!

話がそれましたが、今回の「立体曼陀羅に入る」では、通常立ち入ることのできない、立体曼陀羅の「後ろ側」に回りこめるようです。 須弥壇をぐるっと回れるようで、写真を見ると柱越しにかなり近くで観ることができそうです。

こちらは、通常8~17時(受付は30分前まで)ですが、夜間拝観期間は18:30~21:30(受付は30分前まで)にも拝観できるようなので、夜でも仏像を拝見できるのはとてもうれしいです。

紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観

東寺は通常17時までですが、10/27~12/9は五重塔や庭のライトアップとあわせて、夜間拝観も受け付けて下さるようです。 時間は18:30~21:30となっているので、昼間の拝観からずっといるわけにはいかなそうですね。

すぐ上に書いた国宝がいっぱい詰まった「講堂」の他に、建物自体が国宝の『金堂』も夜間公開されます。 観智院や五重塔内部は夜間公開はないようなので、なかなか難しいですね。「紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観」ということで、拝観料はいつもよりお高めの¥1,000。 でも、夜間に文化財を見せて頂けると効率よくまわれますもんね。

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