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国宝-絵画|無準師範像[東福寺/京都]

国宝DB-絵画

無準師範のこと

無準師範(ぶじゅんしばん)は中国・南宋時代の禅僧で、日本からの留学僧である円爾弁円(えんにべんえん)をはじめ、日本の禅宗にも大きな影響を及ぼした。 日本にも多くの書画がもたらされ、3件の墨蹟が国宝に指定されている。

国宝『無準師範墨蹟(板渡しの墨蹟)』[東京国立博物館]
国宝『無準師範墨蹟(円爾印可状)』[東福寺/京都]
国宝『無準師範墨跡 山門疏(勧縁疏)』 [五島美術館/東京]

国宝『無準師範像』

南宋時代の中国に渡り、無準師範に参禅してその法を嗣いだ「円爾(えんに、又は弁円とも)」が日本に帰国する際に、無準師範から法を嗣いだ証である「印可」として与えられたものの1つ。 南宋時代の頂相(禅僧の肖像)絵画の傑作といわれ、上部に書かれた賛は無準師範が嘉熙2年(1238年)に書いた自賛である。 東福寺には重要文化財に指定された上半身の「無準師範像」もあり、これと同じ木箱に納められて伝わった。

この国宝を観るには

国立博物館などの展覧会で公開されることがある。

公開履歴

2023/10/7~11/5 京都国立博物館「東福寺
2023/3/7~4/2 東京国立博物館「東福寺
2017/11/14~11/26 京都国立博物館「国宝」
2016/11/8~11/27 東京国立博物館「禅―心をかたちに―」
2016/4/12~5/1 京都国立博物館「禅ー心をかたちにー」
2014/10/28~11/9 東京国立博物館 「日本国宝展」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-49
【指定番号】00044-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】絹本著色無準師範像
【ふりがな】けんぽんちゃくしょくぶじゅんしばんぞう
【員数】1幅
【国】中国
【時代・年】1238年
【ト書】嘉熙二年の自賛がある
【所有者】東福寺
【国宝指定日】1952.03.29

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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