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国宝-書跡典籍|宋版礼記正義[足利学校/栃木]

国宝DB-書跡・典籍

宋版とは

日本の平安後期~鎌倉時代頃に相当する、中国の「宋」時代には、印刷の技術が発達して非常に多くの出版物が印刷される。 この時代に印刷された出版物が「宋版」で、木版だがクオリティが高く、日本にも数多く入り寺院や文庫などに伝わっている。

国宝『宋版礼記正義』

礼記(らいき)は、儒教の経典である「四書五経」の五経の1つで、古代中国で礼儀作法に関することが書かれている。 唐の太宗皇帝の時代に、礼記の注釈書である「礼記正義」が孔穎達によってまとめられ、役人に登用されるための重要な試験「科挙」には必須となった。

南宋時代に発行されたこの宋版礼記正義は、冊子に「松竹清風」「足利學校公用」「此書不許學校閫外憲実」「足利學校之公用也」「上杉安房守藤原憲実寄進(花押)」の印や書があり、足利学校を再興した上杉憲実の寄進だと判明している。

足利学校では国宝『宋版礼記正義』のレプリカが常設展示される

この国宝を観るには

所蔵している足利学校の特別公開で公開される場合がある。 通常の足利学校では、複製が常時展示されている。

足利学校

足利学校の国宝

宋刊本文選(金沢文庫本)
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宋版礼記正義 ※このページ

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-718
【指定番号】00203-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】宋版礼記正義
【ふりがな】そうはんらいきせいぎ
【時代・年】南宋時代
【ト書】上杉憲実寄進奥書
【所在地】足利学校遺蹟図書館
【国宝指定日】1955.02.02

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
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