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情報|福岡市博物館「ふくおかの名宝―城と人とまち―」2020/10/10~11/29

情報-博物館・美術館

開館30周年記念「ふくおかの名宝―城と人とまち―」

平成2年(1990年)10月に福岡市博物館がOPENしてから、ちょうど30年になります。 この特別展では、福岡市博物館の収蔵品を中心に、福岡にゆかりの文化財や、名産品なども紹介されるようです。

福岡市博物館「ふくおかの名宝―城と人とまち―」チラシ

今回の展覧会は、大きく3つ「ふくおかの名宝」「福岡城と博多・福岡の宝」「先人たちの遺産」のテーマがあり、「ふくおかの名宝」では、黒田家の寄贈品を中心に古墳時代の出土品などの文化財が公開されます。 「福岡城と博多・福岡の宝」では、海外との貿易の拠点で、その後は城下町として栄えた福岡らしく、祭礼についての資料や、博多帯や博多人形といった名産品が展示されます。 最後の「先人たちの遺産」は、寄贈や寄託で増えたコレクションをエピソードを添えて紹介するのでしょうか。 殿様の家宝から庶民の日用品まで、幅広い収蔵品が紹介されそうです。

福岡市博物館「ふくおかの名宝―城と人とまち―」チラシ

この展覧会で観られる国宝

福岡市博物館には3件の国宝があり、そのうちの2件は黒田家に伝来した刀剣です。 毎年1・2月にそれぞれ1ヶ月ずつ公開されますが、今回は2振が同時に公開されます。 もう1件の国宝は「最も小さい国宝」といわれる金印で、こちらは常設展示されています。 この特別展では、この金印が国宝に指定された時の指定書が公開されるようです。

太刀 無銘 一文字(名物 日光一文字)

鎌倉時代の備前「福岡一文字派」による太刀で、日光権現に宝おぬされていたものを北条早雲が譲り受け、秀吉の小田原城攻めで使者にたった黒田官兵衛に贈られたものです。

刀 金象嵌銘長谷部国重本阿花押(名物 へし切長谷部)

この刀には「へし切(圧切)」「へし切長谷部」の名物号があって、これは信長が茶坊主を手打ちにしようとした時に、茶坊主が棚の下に隠れたので、へし切ったという逸話によるものです。 信長の愛刀ということで、ファンの多い1口です。

金印「漢委奴國王」

この有名な国宝は、江戸時代に、博多湾の岬のすぐ先にある「志賀島(しかのしま)」で、農作業中の農民が発見したんだそうです。 「漢委奴國王」と彫られ、歴史書などには「金印紫綬」と記録に残るようです。 まだ発見されていない、卑弥呼に贈られたという「親魏倭王」も金印紫綬なので、これと同じか似たものなのでしょうね。

展覧会 概要

日程:2020/10/10~11/29
休日:毎月曜日(11/23は開館、11/24が休館)
時間:9:30~17:30(入館は30分前まで)
料金:高校生以上¥700、中学生以下は無料
公式サイトはコチラ

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