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情報|広島県立美術館「広島浅野家の至宝」2019/9/10~10/20

情報-博物館・美術館

広島藩 浅野家のこと

戦国時代の武将「浅野長政」は養子として浅野家に入りますが、その家には後に秀吉に嫁いで北政所となる「ねね(おね)」も養女に入っていました。 縁戚者として、豊臣政権の頃には五奉行にも抜擢されますが、関ヶ原の合戦前に長男「浅野幸長」に家督を譲ります。

武功をたてた幸長は和歌山藩主に封されますが、慶長18年(1613年)に子の無いまま幸長が病死し、長政の次男「長晟(ながあきら)」が家督を継ぎます。 元和5年(1619年)に、広島藩主だった福島正則が改易されると、浅野長晟が加増転封で広島藩主となり、その後は明治維新まで浅野家が治めます。

忠臣蔵で有名な浅野内匠頭は、長政の三男で長晟の次弟「長重」が興した分家です。

入城400年記念 広島浅野家の至宝 ―よみがえる大名文化―

今年2019年は、浅野家が広島に入城してから400年にあたります。 この展覧会では、浅野家の当主が身に付けた武具や、浅野家が所蔵していた書画や茶道具など、ゆかりの品が過去最大規模で里帰りします。

広島県立美術館「広島浅野家の至宝」2019/9/10~10/20

この展覧会で観られる国宝

禅機図断簡(寒山拾得図)因陀羅筆[東京国立博物館]

後期(10/1~10/20)
中国の画僧「因陀羅」による寒山拾得図で、一連の作品だったと考えられる「禅機図断簡」は5点全てが国宝に指定されています。 今回は、軸箱と更紗帙もあわせて展示されるようで、これは珍しい展示だと思います。

この展覧会で観られる重要文化財

通期
重文「太刀 銘 国吉」[個人蔵]
重文「太刀 銘 真守造」[秋水美術館]
重文「寸松庵色紙」伝紀貫之筆[東京国立博物館]
重文「青花蓮池魚藻文壺」景徳鎮窯[大阪市立東洋陶器美術館]

9/10~9/23
重文「偈頌」宗峰妙超筆[出光美術館]
重文「水仙鶉図」微宗筆[個人蔵]

9/10~9/29
重文「桜螺鈿鞍」文化庁
重文「竹虫図」趙昌筆[東京国立博物館]
重文「柘榴栗鼠図」松田筆[個人蔵]
重文「倣李唐牧牛図(牧童)」雪舟等揚筆[山口県立美術館]
重文「倣李唐牧牛図(渡河)」雪舟等揚筆[山口県立美術館]
重文「男衾三郎絵巻」[東京国立博物館]

9/25~10/20
重文「相模集」藤原定家奥書[東京富士美術館]
重文「倣高克恭山水図巻」雪舟等揚筆[山口県立美術館]

10/1~10/20
重文「寒江独釣図」馬遠筆[東京国立博物館]
重文「梅花小禽図」馬麟筆[五島美術館]

10/8~10/20
重文「蘭蕙同芳図」玉畹梵芳筆[東京国立博物館]

広島県立美術館「広島浅野家の至宝」チラシより

展覧会 概要

期間:2019/9/10~10/20
休日:9/17・24・30、10/7・15
時間:9:00~17:00(入館は30分前まで)
夜間:金曜日は20時まで(入館は30分前まで)
料金:大人¥1,500、大学生¥1,000、高校生以下無料
公式サイト:https://www.hpam.jp/museum/

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