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国宝-彫刻|四天王立像[唐招提寺金堂/奈良]

国宝DB-彫刻

国宝『四天王立像』

唐招提寺は、奈良時代の759年に鑑真が創設した寺院で、律宗の総本山である。 金堂には9体の仏像が安置されるが、全て国宝に指定されている。 この『四天王立像』は須弥壇の4隅に安置され、諸尊を守護している。 

金堂内の仏像で、盧舎那仏は脱活乾漆造、薬師如来・千手観音は木心乾漆造だが、この四天王立像は梵天・帝釈天と同じ木造。 奈良時代末~平安初期に、梵天・帝釈天と同じ工房で作られたと考えられている。

像はいずれも180cm代の後半で、梵天・帝釈天に比べると力強さが強調されている。 広目天・多聞天は動きは少ないが引き締まった表情をしており、持国天・増長天には武将らしさが濃い。

国宝『四天王立像』より「広目天」唐招提寺 出雲と大和チラシより
唐招提寺金堂内(パンフレットより)

こちらで画像が見られます

唐招提寺のサイト内で金堂の諸仏画像が見られます

この国宝を観るには

現在も金堂内に安置されているので、拝観時間内はいつでも観ることができる。 堂内には入ることができず、開扉された正面の扉から参拝する。

時間:8:30~17:00(受付は30分前まで)
料金:大人¥1,000、中高生¥400、小学生¥200
電車:近鉄「西ノ京駅」徒歩約10分
バス:JR奈良駅・近鉄奈良駅からバスあり「唐招提寺」下車すぐ

唐招提寺 公式サイト

その他の唐招提寺の国宝

金堂
講堂
鼓楼
宝蔵
経蔵
鑑真和上坐像』(御影堂)
盧舎那仏坐像』(金堂安置・脱活乾漆)
薬師如来立像』(金堂安置・木心乾漆)
千手観音立像』(金堂安置・木心乾漆)
梵天・帝釈天立像』(金堂安置・木造乾漆併用/彩色)
舎利容器』(白瑠璃舎利壺-鑑真和上将来舎利納入、方円彩糸花網、金亀舎利塔)
薬師如来・衆宝王菩薩・獅子吼菩薩・大自在王菩薩立像
二天王立像(持国天・増長天)』(講堂安置)

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-234
【指定番号】00072-00
【種別】彫刻
【指定名称】木造四天王立像(所在金堂)
【ふりがな】もくぞうしてんのうりゅうぞう
【員数】4躯
【国】日本
【時代・年】奈良時代
【所有者】唐招提寺
【国宝指定日】1953.03.31

出典:国指定文化財等データベース一部抜
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