太刀 銘 長光(大般若長光)[東京国立博物館]

太刀 銘 長光(大般若長光)[東京国立博物館]

国宝『大般若長光』

備前(現在の岡山県)長船派の刀工「長光」による太刀で、長光は長船派の2代目で、初代光忠の子だと考えられる。 長光が複数名いるという説もあったが、現在は1名の作風の幅広さだと考えられている。 長光作は多く現存しており、6点の国宝と28点の重要文化財がある。

国宝 太刀 銘 長光(大般若長光)[東京国立博物館]

「大般若」の由来は、室町時代に銭六百貫という破格の値段が付き、大般若経六百巻にちなみ、この名で呼ばれるようになった。 室町幕府13代将軍の足利義輝の所持品として有名で、三好長慶を経て織田信長に渡る。 姉川の合戦の褒美として家康に贈られ、家康から奥平信昌へ長篠の戦の褒美として下賜され子孫に受け継がれる。 現在は東京国立博物館が所蔵している。

長光の国宝一覧

太刀 銘長光[東京国立博物館]
太刀 銘備前国長船住左近将監長光造[林原美術館/岡山]
太刀 銘長光(名物遠江長光)[徳川美術館/愛知]
太刀 銘熊野三所権現長光[法人蔵/大阪]
薙刀 銘備前国長船住人長光造[佐野美術館/静岡]

この国宝を観るには

所蔵館の東京国立博物館の刀剣コーナーなどで、比較的頻繁に出展される。

※このページの画像は「研究情報アーカイブズ」のものを使用しています。

公開履歴

2019/7/13~9/1 九州国立博物館「室町将軍展

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-287
【指定番号】00001-00
【指定名称】太刀〈銘長光(大般若長光)/〉
【ふりがな】たち〈めいながみつ(だいはんにゃながみつ)〉
【員数】1口
【時代・年】鎌倉時代
【寸法・重量】長二尺四寸三分、反九分五厘、元幅一寸五厘、先幅七分五厘 鋒長一寸
【品質・形状】鎬造、庵棟、腰反高く、踏張強く、切先は猪首ごころに詰り、鍛肌約りて地沸つき乱れ映り立ち、刃文は大丁子乱に互の目交り、匂深く足入り所々に小沸付き金筋かかり、帽子乱込み、表裏に丸留の棒樋がある。茎は少しく端を切詰め、表に二字銘がある。
【画賛・銘等】「長光」
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1951.06.09
【説明】本太刀は、足利義輝より三好長慶を経て、織田信長が所持し、姉川合戦に功績のあった徳川家康に贈られた。その後、長篠の戦功により奥平信昌に与えられた。 「大般若」と号し、室町時代以来の大名物として名高い長船長光の傑作である。

出典:国指定文化財等データベース一部抜

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