国宝『秋冬山水図』雪舟筆
京都の曼殊院に「夏冬山水」として伝来したもので、幅30cmほどとそれほど大きい作品ではなく、四季山水図4幅のうちの2点とも考えられる。
秋は、水辺と曲がりくねった道の先に、語り合う2人の人物と楼閣を描き、山は穏やかで開放的な空間になっている。 冬は、中央に描かれる力強い稜線や切り立った遠景の山々など、秋と対照的な構成になっている。
この国宝を観るには
展覧会に出展されることも多く、東京国立博物館の国宝室などで展示されることもある。 数年に1度程度は観る機会がある。
公開履歴
2024/4/13~5/26 京都国立博物館「雪舟伝説」
2022/10/18~11/13 東京国立博物館 150周年「国宝 東京国立博物館のすべて」
2021/2/10~28 岡山県立美術館「雪舟と玉堂―ふたりの里帰り」
2017/10/3~10/29 京都国立博物館「国宝」
2016/4/12~5/1 京都国立博物館「禅ー心をかたちにー」
2016/10/18~11/6 東京国立博物館「禅―心をかたちに―」
2015/12/15~12/23 東京国立博物館 国宝室
国宝に指定された雪舟の絵画
山水図(破墨山水図)[東京国立博物館]
慧可断臂図[斉年寺/愛知]
天橋立図[京都国立博物館]
山水図[個人蔵]
四季山水図(山水長巻)[毛利博物館/山口]
文化財指定データ
【台帳・管理ID】201-72
出典:国指定文化財等データベース一部抜粋
【指定番号】00069-00
【種別】絵画
【指定名称】紙本墨画秋冬山水図〈雪舟筆/〉
【員数】2幅
【国】日本
【時代・年】室町時代
【作者】雪舟
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1953.03.31
※このページの画像は「研究情報アーカイブズ」のものを使用しています。