古今和歌集(元永本)[東京国立博物館]

古今和歌集(元永本)[東京国立博物館]

国宝『古今和歌集(元永本)』

古今和歌集の書写本で、仮名序と二十巻が全て揃っているものの中で最も古い平安時代のもの。 2冊の冊子になっており、版木で柄をつける「彩牋」の料紙に書かれている。

この古写本が「元永本」と呼ばれるのは「元永三年七月二十七日」と奥書きがあるため。(元永三年=1120年) 書写をした人物についての記載は無いが、筆跡などから藤原定実だと推定されている。 徳川家や前田家を経て三井家に伝わり、寄贈により現在は東京国立博物館の所蔵となる。

国宝 古今和歌集(元永本)
国宝 古今和歌集(元永本)

この国宝を観るには

東京国立博物館の所蔵で、毎年新年に公開される場合が多い。 2帖のどちらかはランダム。

公開履歴

2020/1/2~1/19(下帖)東京国立博物館3室
2019/1/2~1/14(下帖)東京国立博物館3室
2019/2/10~4/8 九州国立博物館「王羲之と日本の書」
2018/1/2~1/14(下帖)東京国立博物館3室
2017/1/2~1/15(上帖)東京国立博物館3室
2016/1/2~1/17(上帖)東京国立博物館3室
2013/7/13~9/8 東京国立博物館「和様の書」

文化財指定データ

【台帳・管理ID】201-558
【指定番号】00004-00
【種別】書跡・典籍
【指定名称】古今和歌集(彩牋)(元永本)
【ふりがな】こきんわかしゅう
【員数】2帖
【時代・年】日本・平安時代・1120年
【ト書】元永三年七月廿四日奥書(上巻)
【所在地】東京国立博物館
【国宝指定日】1951.06.09
【説明】上下2帖冊子形の本で,平安時代書写の『古今和歌集』として唯一の完本である。上巻奥書に「元永三年(1120)七月の廿四日」と書写年代を明記し,世に「元永本古今集」と称される。料紙に美麗な彩牋を用い,書風も優れた国文学,書道史上の名作である。
関連情報

出典:国指定文化財等データベース一部抜粋

鑑賞ログ

2019年1月

東京国立博物館常設展
開かれていたのは、紀友則が寛平御時后宮歌合で詠んだ歌のページ。 紀友則が
“木”友則と書かれていますが、何か意味があるのでしょうか? 巻物ではなく冊子状なので一度に観られる個所が少ないのが残念ですが、流麗な仮名文字で書かれていました。

2019年正月に鑑賞の紀友則の歌部分

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