★2019/3/27 出展リスト追記
国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅
東博で安定のクオリティを誇る密教系の企画展です。 今回は、東寺の立体曼陀羅を半分以上持ってきてしまうようで「史上最大規模の仏像曼荼羅が出現」がウリになっています。
仏像は「あるべき場所」で観るのがいいんでしょうが、暗い仏堂の中だと見え辛かったり遠かったり厨子の中だったりで、博物館のライトでしっかり細部まで観られるのもありがたいものです。
東寺講堂の立体曼陀羅から、五智如来から重文の4体、五大明王から国宝4体、五大菩薩からも国宝4体、これはそれぞれセンター残しで周りの4体がいらっしゃるようです。 それに四天王の2体と、梵天・帝釈天から帝釈天、合計15体が展示されるようですね。 しかし、あの広い講堂に、如来・菩薩・明王が各1体と、天部が3体しかいないって、かなーり寂しくなりそうな。。。
この展覧会で観られる国宝
通期
『密教法具』金剛盤、五鈷鈴、五鈷杵
『天蓋』
『兜跋毘沙門天立像』
『五大菩薩坐像』から4体
『五大明王像』から4体
『帝釈天半跏像』
『四天王立像』から2体
『女神坐像』附『木造伝武内宿袮坐像』
通期だが、展示替えがあるもの
『真言七祖像』
不空・恵果・一行(3/26~4/21)
善無畏・龍猛(4/16~5/12)
金剛智・龍智(4/16~4/21、5/14~6/2)
※展示期間外は同サイズの写真パネルが展示される
『五大尊像』(絵画)
不動明王(4/16~5/12)
降三世明王(3/26~4/21)
軍荼利明王(3/26~4/14、5/1~5/6)
大威徳明王(5/8~6/2)
金剛夜叉明王(4/23~4/30、5/14~6/2)
※展示期間外は同サイズの写真パネルが展示される
『十二天像』(絵画)
毘沙門天・伊舎那天・帝釈天・火天(3/26~4/21)
閻魔天・羅刹天・水天・風天(4/23~5/12)
梵天・地天・日天・月天(5/14~6/2)
※展示期間外は同サイズの写真パネルが展示される
『十二天屛風』
甲帖(4/23~5/12)
乙帖(5/14~6/2)
『東宝記』
巻一(3/26~4/30)
巻二(5/1~6/2)
3/26~4/14
『東寺百合文書』から「真言院後七日御修法請僧交名」(4/16~5/6も展示)
3/26~4/21
『五大尊像』降三世明王
『弘法大師請来目録 伝教大師筆』
『山水屛風』京都国立博物館
3/26~4/30
『後宇多天皇宸翰 東寺興隆条々事書』
『海賦蒔絵袈裟箱』
3/26~5/19
『風信帖』
4/16~5/6
『東寺百合文書』から「真言院後七日御修法請僧交名」(3/26~4/14も展示)
4/23~5/6
『両界曼荼羅図』(伝真言院曼荼羅)
5/8~6/2
『東寺百合文書』から「東寺宝蔵納物注文」
出展品 早見表
開催概要
期間:2019.3.26~6.2
会場:東京国立博物館 平成館
時間:9:30~17:00(入館は30分前まで)
夜間:毎週金・土は21:00まで開館
休館:毎月曜日(GW中は開館し、5/7は休館)
料金:大人¥1,600、大学生¥1,200、高校生¥900
割引:前売り・団体・セット券などあり
特設サイト:https://toji2019.jp/index.html
東京国立博物館 会員制度
東京国立博物館にはお得な会員制度がいくつかあります。
私のオススメは「メンバーズプレミアムパス」年会費¥5,000
国立博物館4館(東京・京都・奈良・九州)の平常展が無料になるほか、特別展のチケットが4枚もらえます。 これは無記名なので、家族や友達と分けてもOK。 平常展を観なくても特別展1枚あたり¥1,250と超お得チケットです。 ただし、特別展も有効期限が1年間なので、ご注意ください。
以前は1万円で特別展チケット12枚という会員制度があったのですが、現在は¥8,000で特別展チケット6枚になってしまったのですよ。 平常展の招待券など付きますが、そんなものより特別展のチケットを増やしてほしいな~